ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

逃げたのね~!



「彼女は逃げたよ」

私の問いに、玄関を入ってきた夫がそう話し始めました。

彼女とは言わずと知れた階下の住人です


昨日の午後9時少し前、チャイムが鳴りました。

夫が帰ってくるときにはまずマンションの入り口のカギを自分で開け
その後チャイムを鳴らして入ってくる。

それを合図に私は部屋の玄関のカギを開けて
サッと入れるようにしておく
という長年の習慣があるのですが
昨夜は、映し出された画面の夫の後に
続いてカギを開けようとする女性の顔がドアップに・・。

うひゃ~彼女だ!

その瞬間にプチっと画面が消えました。

でも今同じエレベーターホール近辺にいるはず。

と言うことは同じエレベーターに乗って上がってくる。

ドキドキしながら玄関で待っていると
ドアーが開いて夫が帰ってきました。

「あの人だったでしょ?後ろから入ってきた人」

「うん、僕を見たら逃げ出したよ」

「逃げた?どこに?」



話を聞いてみると~

夫が入り口に入ってまずやることは
エレベーターの呼び出しボタンを押すこと。

その後郵便受けを見に行って中の物を取り出し
それが終わったころには
エレベーターが開いて待っているようにする・・・
と言うルーテインがあるようです。

昨日は夫がエレベーターの呼び出しボタンを押している間に
後ろから入ってきた彼女は先に郵便受けを見に行ったそうですが
あにはからんや、夫が後から追いかけるように郵便受けにやってきた。

ギョッと驚いたようで自分の郵便受け(我が家の隣)
には手も触れずさっと身をかわして
関係なさそうな宅配ボックスのボタンを押しまくっていたそうです。

夫はその様子を見ながら、あ~自分が誰であるか知られたくないんだなと
咳ばらいを一つしてエレベーターホールに向かったそうです。

本来ならその後彼女もエレベーターホールに来て良さそうですが
バタバタと足音を立ててエレベーターと反対側にある階段の方へ。

「逃げたな・・・」

逃げ隠れするところが
すでに彼女の立ち位置を表していると思うんですけどね。

完全に彼女は夫が誰であるかを知っていて
今回の手紙もほぼ間違いなく彼女が書いたものであろう・・と。

私たちが引っ越すと彼女が知ったら飛び跳ねて喜ぶでしょうね。

そして下の階の人から
「跳んだり走ったりしないでください」という手紙を受け取る。

そんな妄想に耽りながら
今回もまた溜飲を下げています。

私もけっこう粘着質タイプですね~


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