ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

告発

 
おはようございます
今朝も素晴らしいお天気。
今から朝日が昇ってきます。
 
さて、なにやら不穏な題名ですが
私の独り言です。
長くなりますのでお忙しい方は
無視していただいて構いませんよ~
 
 
 
 
 
 
先日の義母の刺繍展に次男の婚約者とおかあさまが
博多からわざわざ見に来てくれた。
 
一通り見終わって喫茶店で話をしていたら
「この子も昔航空会社を目指していたんですよ」とおかあさま。
 
聞いてみるとその為に専門学校で三ヶ月間の講習を受けたとか。
もしや~とその学校の名前を聞いて驚いた。
私が昔非常勤として働いていた専門学校だが
訳あって辞めた、その分校だった。
 
その訳とは~
 
 
 
この専門学校は某社の元スチュワーデスだった人が
今から遡ること二十数年前に始めた学校だった。
 
学院長と名乗る彼女とは
東京で受けたJALのマナー講習会で一緒になり
同じ県在住と言うことで話が合って
その後個人的にも付き合うようになった。
 
その頃すでに彼女は小さな貸しビルの一室に教室をかまえ
同じ航空会社の先輩と二人で
将来航空業界に就職したい女の子たちを対象に
マナー講座を開いていた。
 
その後も彼女の押し出しと
時流にうまく乗り
とんとん拍子に生徒が増え
教室も徐々に大きくなって行った。
 
「是非一緒に仕事をしよう、部長として迎えたい」と
誘われたこともあったがそれを断り
週二日ほど非常勤として授業を受け持った。
 
二~三年たった頃~受け持ちの生徒の中から
さまざまな不満の声が聞こえ始めた。
 
一人の生徒を呼んで話を聞いたところ
彼女は
「この学校おかしいです。
今までになんだかんだと数百万円取られました」
「おばあちゃんにお金を借りて払いました。」
 
驚いて別の生徒にも話を聞いたところ出るわ出るわ~。
その大半がお金に関することだった。
 
こんな状態で授業は出来ないし
私自身、生徒からすれば学校側の人間として
同類として見られるのは不本意
 
そこで彼女(学院長)に話を伺いたいと
申し込んだところ居留守を使い始めた。
 
この問題は徐々に大きくなりはじめ
保護者が学院長に面会を求めるようにもなっていた。
 
私は「このままでは収まらないので直接生徒の話を聞いてほしい
私もオブザーバーとして教室に入る」旨、副学院長に伝えた。
 
ところがもう一人の非常勤だけを入室させ
私を締め出し数名の保護者を交えての話し合いが行われた。
 
結局、彼女の一方的な話で生徒も保護者も丸め込まれ
なし崩し的にこの問題はうやむやにされてしまった。
 
唯一人中に入る事を許されてその様子を見た人が
「天性の何かを持っていますね、彼女」と言っていた。
 
 
 
実はこの問題が起こる前
我々非常勤の間でもある疑問が持ち上がっていた。
 
彼女の年齢とお子さんの年齢
それと彼女が学校のパンフレットに記載している乗務期間を
照らし合わせてみると明らかに時期がずれて
矛盾が生じてくるのだ。
(他にもいろいろあったがここには書けない。)
 
この矛盾を副学院長に問いただしたところ
彼女は暗に認めるかのように一言
「彼女のプライドを尊重してやってください」
と言ったまま口を閉ざしてしまった。
 
その後分かってきたことは~
「訓練生までにはなったが何らかのトラブルがあり
結局チェックアウトできず
一度もフライトすることなく辞めさせられた」
と言うことだった。
 
 
ではパンフレットの自己紹介文はデタラメ?
その中に書いてある経験談もデタラメ?
 
入学式で新入生を前に話す、あの涙を誘う経験談は・・・。
 
同じく非常勤講師だった友人曰く
「あれ、以前彼女に話した私の経験と大筋同じ」
 
そう言われれば我々元スチュワーデスの話題に必ず出てくる
フライト時の面白い話も怖い話もしたことなかった。
訓練時の苦労話も聞いたこともない。
 
どうして今まで気付かなかったのだろう。
一気に怒りがこみ上げてきた。
 
そんな折も折、生徒や保護者の懐柔策を練っていた彼女から
生徒からの苦情情報を事前に私から聞き出そうと
夕方電話がかかってきた。
 
誰が教えてなんかやるものか!
 
逆に「あなた、本当にスチュワーデスだったんですか?」
と直球を投げてみた。
 
その時の彼女のしどろもどろもの
言い訳は噴飯ものだった。
 
その後すぐ私は学校を辞めた。
 
パンフレットの学院長の自己紹介文から
「元国際線スチュワーデス」の文字も消された。
 
しかし、その後も彼女が語る言葉を信じ切っている
生徒に対する偽り・履歴詐称に加え
航空会社への合格者数などのごまかし、等々
聞こえてくるのは悪い噂ばかりだった。
 
 
 
 
 
 
あれから二十数年、完全に忘れていたこの事が
先の喫茶店での会話で思い出された。
 
 
帰って早速ネットで調べてみた。
 
なんてことない、ホームページと彼女のブログには
また同じ嘘が並べられていた。 
 
1を10どころか0を100と言ってのける彼女は未だ健在だった。
 
 
卒業生から贈られた花束を抱え
にこやかな笑顔で中央に写る彼女。
海外での自信に溢れたこぼれんばかりの笑顔の彼女は
華やかでますます光り輝いていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 1
 
外見だけ、上辺だけでは人間の本質は見抜けませんね