ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

芥川賞「共喰い」を読んで~♪



おはようございます。

先週の土曜日の嵐が去って
今度は黄砂がやってきたようです。

嵐の後の澄み切った空

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黄砂?で霞んだ今朝の空

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日に日に暖かくなってきましたね。



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昨日からなあたんが遊びに来ています。

人見知りが始まっていて
「この」ゆるゆるママに抱っこされても泣き止みません。

ところが・・「あの」ヘソクリンがあやすと笑います。

有り得ないことがおこっています。

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義母から文藝春秋を借り
芥川賞作家、田中慎弥さんの「共喰い」を読みました。

正直言って・・・いただけない・・・。

初めの数行からどうも・・いただけない。

情景描写や心理描写は微に入り細に入りで
さすが芥川賞作家・・。

しかし、先に読み進めない。

それでも一ページずつをめくっていくと
私の頭の中に広がる情景や人物は
どんどん薄汚れていって
いたるところから異臭悪臭が漂い始める。

昔、子供の頃、連れて行ってもらった
古ぼけた映画館のタバコとトイレの
臭いまでが蘇ってきてしまって・・。

こうなると著者の思惑通りなのかもしれませんが。

田中慎弥さんのあの強烈なキャラクターも
この作品に大きく影響を与えたのかもしれません。



義母に早く本を返さなければならないからと
急ぎ足で、重い気持ちで「共喰い」を読み終え
さあ、その次にと開いた
円城塔さんの「道化師の蝶」の出だしで
またまた躓きました。

結局こちらは読まないまま
文藝春秋を義母に返しました。


才能あふれる男性の
それも共に39才の作家の書いた本。

やはり私には理解不能でした。

私の読書の楽しみとは
かなりかけ離れた芥川賞作品でした。