ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

M・Kさんのご冥福を祈って



その突然の訃報を聞いたのは一昨日
夫からだった。

あるかたのフェイスブックを見たときに
誰かの身に何かが起こったのではないかとの不安があったが
まさかそれが的中しようとは・・。



私がその方とお会いしたのは
正確には二回。

しかし、お話をしたのはたったの一回
それも一~二分もなかったかもしれない。

最初の出会いは一方的で
我々の去年のライブを見に来て
後ろの方で聴いていてくださったらしい。

二回目は私たち夫婦が博多に出向いて
その他大勢の中の一人としてお会いした。

私とはそんな関係に過ぎなかったが
夫からその方の人となりを聞いていたので
初めてお話しした時の印象も
とてもいいものだった。

笑顔が優しく、そして礼儀正しく
機会があればゆっくりとお話ししたいと思っていた。


私たちがアメリカ在住中に大ヒットした歌に
Highway 40 Blues
と言うカントリーソングがあった。
(以前にも記事にしている)

私はこの曲が大好きで
早口言葉のような歌詞を
アメリカ人の友人に頼んで書きとってもらい
それを覚えて一緒に歌えるようになったときには
本当に嬉しかった。

そんな思い入れのある曲を歌っていたのが
リッキー・スキャッグス。

夫が何かの話題でこの話をしたら
その方はなんとリッキー・スキャッグスの
奥様と懇意の仲だったことが判明。

彼とも何度も一緒に食事をした仲だとか。

帰宅した夫からそんなビッグニュースを聞いたときには
思わず手を叩いて喜んだ。

いつの日か一緒に渡米して
私がどんなにこの曲が好きで
出だしのイントロを耳にした途端に
アメリカ滞在中の想い出が一瞬にして蘇ってくるかを
お話しできたらいいな~
などと勝手に想像していた。

もちろんそんなことがそうやすやすと叶うはずもないが
その方のふんわりと人を包み込むようなお人柄から
私のこんな思いも叶えてくださるように思っていた。


その方のフェイスブックを覗いてみたら
さまざまな国の方々から
今も次々と悲しみのメッセージが届いている。


たった二度しかお会いしたことがないのに
どうしてこんなに涙がでてくるのかな。


天国にてどうぞ安らかにお眠りください。