ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

リハビリ校直前特訓~♪



おはようございます。

昨日は黄砂で霞んで
今日は雨で霞んでしまっています。


昨日ニュースでは公立高校の
合格発表の様子が映し出され
いつもながらの悲喜交々の光景が見られました。

ここで一言~
悲喜こもごも、この言葉の本来の意味は
ひとりの人間の心の中で悲しみと喜びが混じり合う
あるいは交互に去来する状態のことで
同じ場所で喜んでいる人と悲しんでいる人が
交じり合っている状態を指す言葉でないそうです。


携帯を持つ手が震え
泣きながら喜びを伝えている男の子。

母子で抱き合って合格を喜んでいる女の子。

テレビには当然映されていませんが
不合格で落ち込みトボトボと帰っている人もいるはず。

この時期は学生たちや親達にとって
まさに天国と地獄への分かれ道のように感じられるものです。

時間が経てば、長い人生・・
そんなこともあったな~で済むことですが。


         


私の行っているリハビリ専門学校では
来年に卒業を控えた学年が
来月から各地の病院に実習に出ていきます。

昼間部だと二年生 
夜間部だと三年生の学生達です。

多くは県内ですが
遠くは千葉や横浜なども。

そこで約半年間実習をさせてもらい
翌年が国家試験で
合格すれば一人前の理学療法士作業療法士として
一線の病院や施設で働くことになります。

先の講師会で実習に出た学生が
受け入れ先の病院から
突き返されてきている事例を数例聞きました。

その殆どがマナーが出来ていない
コミュニケーションが取れないなど
人間関係に由来するものです。

本人の性格や適性も関係しているとは思いますが
もう少し我々が手を貸すことができないか・・
ということでボランティアでもいいので
一度ブラッシュアップをさせて欲しいとお願いしていました。

そこで急遽依頼があって
昨日がその授業でした。

90分三コマ。

昼間部の学生は私の授業を一年生の時に
14コマ受けていますが
いざ、試しに聞いてみるとあまり内容を覚えていない・・。

夜間部は受け持っていないので
初めてのことばかりです。

私にとってもっとも興味深かったのが
この夜間部の学生たちがどの程度のものかということ。

私の先輩のH先生が担当していて
「学生からは教えられることばかりです」と
講師会でおっしゃっていたので
どんな感じの雰囲気なんだろうと・・。

教室に入っていった時点で
すでにもう全く違っていました。

あちこちから「こんにちは!」と元気な挨拶が。

前にした昼間部(20歳前後の学生)
「あれ?この先生、何しに、きたん??」
と私に視線を送って来る二クラスとは雲泥の差です。

「学生と社会人の差」とはよく言われますが
これほどまでとは思いませんでした。

立ち居振る舞い、声の大きさ
熱意、意欲、聴く態度・・・。

本来なら三コマ目ともなると疲れて声もかすれがちですが
一番気合いが入って楽しい(私が)授業をすることができました。

約30名中41歳が二人、40歳が一人
残りが30代と20代少々。

建設会社の現場監督だった人もいます。

フットセラピストだった女性も。

何がなんでもPTになるんだ
いや、ならなければならない。

崖っぷちに立っていると言っていました。

野球部の監督から教わり座右の銘にしている
「人罪・人材・人財」の説明をしてくれた学生も。

罪を犯す人になってはいけない
材料程度(その他大勢)の人になってもいけない
財産だと言われる人になりなさい。

部活の監督も体罰に逃げず
こんな輝く言葉を贈って欲しいですね。

「生徒たちがとても喜んでいました」
「来年もまたお願いします」と
担当の先生から言っていただけました。



帰りの特急にも難なく間に合い
スッカラカンの車両にドンと座って
「さて、45分間寝て帰ろ♪至福の時~♪」

そこへ中国語らしき会話が聞こえてきて
私の側で止まりました。

小学生くらいの男の子二人を連れた家族でした。

チケットを私に差し出しました。

I'm so sorry!! It's my mistake!

どうりで空いているはず。

そこは指定席~♪

未だに何も考えず平気で指定席に座る私は
とても「人財」にはなれませんね。


長々とした拙文
読んでくださってありがとうございました♪