ケルン大聖堂へ~♪(K??lner Dom)
おはようございます。
台風が去って今日から日本全国
秋の気配が感じられるようになりそうですね。
さて、ドイツ旅行の第三弾。
記憶が曖昧になりつつあるので
写真を整理しながら時系列で書いていくことにします。
到着後翌日20日は旧市街観光をしました。
その夜は我々を迎え入れてくれた友人ご夫妻のお宅で夕食。
ご主人は人生の半分以上を海外で暮らし
四年ほど前に帰国がかなって
日本の暮らしにやっと馴染んできたところに
ドイツに一年の予定で単身赴任。
ところが蓋を開けると延長延長で滞在四年。
しかしもう一人暮らしはできないと
今年度末には帰国の予定だそうです。
趣味のサックス・・ご近所からクレームはまだ来ていないそうです。
この夜のメインディッシュ~
塩コショウを丁寧に刷り込み
切り込みを入れたところに薄切りのにんにくを差し込む。
ホテルに戻ると前日とは違う部屋に変えてくれていました。
前の部屋ではシャワーの取っ手の根元からあらぬ方向に水が吹き出し
床に水を撒き散らしていたのでお部屋の変更をお願いしていたのです。
ところがなんだか変・・。
ランプの間に頭を入れて眠らなければならないようになっています。
ツインをダブルにしてくれたのでしょうが・・
お陰で私はベッド上に対角線で寝るハメになりました
翌21日はいよいよ観光地目指して出発です。
7時にホテルを出ました。
一番最初に行ったところがケルン大聖堂・・小一時間で着きました。
そびえ立つ二つの塔
ゴシック様式の建築物としては世界最大だそうで
全体像をカメラに収めることができませんでした。
古い歴史を感じさせる建物の表面の色は
大聖堂の威厳を充分に醸し出していました。
周りには観光客はほとんどいなくて静寂そのもの。
そんな時、鐘がなり始めました。
中に入りました。
ここで不思議な感覚に襲われました。
涙が出始めて止まらないのです。
連れがいるのでそこはぐっと我慢したのですが
込み上げてくる嗚咽を抑えるのに苦労するほどでした。
とうとう我慢できず椅子に座って涙を抑え
バッグの中からロザリオを取り出そうとしている時に
朝陽が差し込み始めました。
ヘソクリンが後ろから撮ってくれたのですが
この時ヘソクリンも涙をこらえていました。
もともと私はクリスチャンで神や精神世界の存在を信じているのですが
ヘソクリンは、人は死んだら「無」になると言い放つ現実主義。
そんな彼が私の知らないところで感激のあまり泣いていたとは!
彼曰く「中に入った途端に自分自身が真綿にくるまれた」
「眉間から細長い糸のようなものが出て天井に吸い込まれる感覚がした」
「神社仏閣では感じたこともないがこんな感じでいられるのならいつ死んでもいいなと思った」と
私でも感じたことのない、嘘か誠かと思われる言葉をのたまいました。
ここで奇跡が起こって足の痛みがなくなっていた・・
となればブログネタとしては最高だったのですが
身が清められたと言っていた割には
その後の彼の言動には何の変化もありませんでした(笑)
何時間でもここにいたかったのですが
先はまだまだ続くので別れを惜しんで駐車場へと戻りました。