仙台紀行~♪ その1(仙台空港と友人との再会)
おはようございます。
大変ご無沙汰しております。
昨日、麗子さんが心配のあまり電話をくれましたが元気にしています。
さてさて、そうこうしているうちに秋になってきましたね。
ドイツ旅行・風邪・仙台旅行・咳・病院・ライブ・チケット販売・そして・・・時々日常。
まあこんな感じで過ごしていましたらブログをすっかり忘れてしまっていました(笑)
ドイツの記事もまだ本格的な内容にならないまま休止状態。
どこに行ったのか・・・忘れ始めてます~ハハハ。
もう順序なんかかまっておられないので逆になりますが仙台旅行から・・・。
今日の空
今回も毎年一回の夫の仕事関係の旅行に付いていきました。
着陸態勢に入ると眼下に海が見え
その先には波打ち際に白いしぶきを上げている
荒涼とした海岸線が目に飛び込んできます。
この海が巨大な壁に変容して街を飲み込んでいったのか・・・
何度もテレビで観た2年7ヶ月前の巨大津波の映像が思い出されて
ずしりと重い鉛のような塊が胸を覆います。
台風27号接近で雨模様の中
仙台空港に降り立って見えてきたまばらな木立。
あの時の悲惨な面影を残しています。
当時、このあたりは車のみならず
飛行機まで波に流され甚大な被害を被っています。
その時の様子がパネルで展示されていました。
2年7ヶ月という時間が長いのか短いのか・・・人それぞれで思いは違ってくるでしょうが
現実は時を待たず確実に先に進んで行っているようです。
ロビーは所狭しと美術品が置かれ、ここはドイツか!と見間違うくらいでした(笑)
私の姿ではありませんので・・・念のため♪
彼女が連れて行ってくれたお店「花はん」
仙台名物の牛タンや今年お初の土瓶蒸し
新鮮なお刺身やお寿司、それとフカヒレの茶碗蒸し。
こんな贅沢なお料理をいただきながら
被災した彼女の貴重なお話を聞きました。
彼女のご実家は石巻市にあったのですが
石の蔵もろとも流され今は跡形もないそうです。
また彼女のお宅も一階部分まで波が来て
ちょうどお産で自宅に戻っていた娘さんと初孫を何とか避難所に入れて
その後は一ヶ月以上もライフラインが閉ざされた中大変辛い思いをしたそうです。
我々遠くに住んでいるものには
絶対目に触れることのなかった悲惨な状況も聞きました。
6歳の時に同じく津波の被害に会い、今回もまた。
しかし、そんな辛い記憶も徐々に薄れてきているとのこと。
人間の本能なのでしょうかね。
二時間半ほどの歓談でまだまだ話足りませんでしたが
最終バスに何とか間に合った彼女は石巻市に帰っていきました。
つづく・・。