「音」を愚弄した人々
こんばんは。
今日は今年初めての本格的な雪が降りました。
高速バスから見えた山が白く薄化粧。
暗くて外が見えませんが明日はきっと銀世界・・かな♪
佐村河内 守氏
さむらこうち まもる氏
三十代で全聾になりながらも天才的な絶対音感と
身体の苦痛に悶絶しながらも
天から降りてくる音を楽譜に書き起こす
現代のベートーベン・・・。
これが全くのウソだった、ようですね。
数ヶ月前、NHKで放映された番組を観ました。
第一印象・・胡散臭い (笑)
閉め切った部屋の中で
苦痛と戦う姿を映し出していましたが
外に出て散歩をしている場面では
その片鱗すら伺うことができませんでした。
それに、いくら成人してから聴力を失ったとは言え
全聾の人のしゃべり方ではないんじゃないと思いながら観ていました。
しかし、絶対音感も持つ人って
こういう時にも我々普通人と違って
「音」を自由に操れるのかしら、とも思いました。
画面を通して観ているこんな私ですら
心に引っかかるものを感じたのに
取材したスタッフはそれを見抜けなかったのでしょうかね。
今日、ゴーストライターだと自ら名乗り出た男性が
取材を受けていましたが
さすがに「ゴースト」と名がつくだけあって
‘影の薄い人‘という印象でした。
そして、もうすぐ始まるソチオリンピックで
「ヴァイオリンのためのソナチネ」を選んでしまった
どんな気持ちで演技をするのか。
滑りに影響のでないことを祈るばかりです。
世間を騙し、世界をも騙し
「音」を愚弄した罪は重いですね。