沼田まほかる「九月が永遠に続けば」
おはようございます。
雨です。シトシトと生ぬるそうな雨が降っています。
昨日焼いたこの魚の臭いが
いまだ部屋の中から取れなくて困っています。
この前行った鹿児島で買ってきたカツオの腹身。
焼いているときは香ばしさに食欲をそそられたし
食べてもとても美味しかったのですが
今日になったら湿気と絡まったようにお部屋に生臭さが増してきてる・・。
当分消えそうにないわ・・・。
で、今日の読書感想。
この臭いのようにどうもいただけない。
「驚天動地の実力派新人、堂々デビュー!!」
この帯の言葉をどう解釈すればいいのか困惑中です。
全編通して沼の底を這いずり回っているような・・・・
ホラーサスペンス大賞を取ったとすればこの部分が評価されたのか。
登場人物の誰にも共感できない・・・
出来るとすれば失踪した息子を狂いそうなほど思う母の気持ち、くらいのもので
展開にも無理があるような・・・。
なかなか読み進めず、昨夜やっと読了。
だいたいいつもだと「解説」の部分も読み進めるのですが
もうどうでもいいかな~と。
毒と闇と欲望と、その中の清らかな、と思われた部分までもが
薄汚れているように感じられて。
もういいな。この手の本は。
どんよりした空と生ぐさい臭いのこもるこの部屋。
小説にダブってしまう。
何とかしなくちゃ!