また、夢で逢いましょう!
こんにちは。
冷たい雨が降っています。
昨日、コートをクリーニングに出したばかりだと言うのに。
4月いっぱいは気が抜けませんね。
先日、と言ってももう小一か月前の話になりますが
小倉に戻ったら郵便受けにメール便が入っていました。
差出人を見ると亡くなった友のご主人のお名前が。
「やっと、きた・・」と早速封を切って読み始めました。
亡くなった友のことはこのブログにも何度か書いていますが
60歳のお誕生日の翌月にこの世を旅立った女性です。
三人目のお孫さんの誕生を楽しみにしていました。
表紙を開くと見開きには紅葉をバックに
ふっくらとした顔の彼女の上半身の写真。
遺影に使われていたものと同じです。
さらにページをめくると・・目次が続き
”はじめに”から始まるご主人のご挨拶文が。
そして彼女が書き溜めていたメモの中から
大好きだった「おばあちゃん語録」が抜粋されていました。
彼女の人となりに多大な影響を与えた方だったようで
そう言えば思い当たる節があったわ、と納得。
69ページの冊子の中におよそ100枚近い写真が載せられていて
その中には彼女の子供時代・少女時代・新婚時代
そしてお子さんたちの写真やお孫さんたちとのショットが。
どれも輝くばかりの笑顔でイキイキとしたものばかりです。
その中の結婚式のドレス姿はまるで女優さんのようでした。
生前に見せてもらっていたら
この言葉を彼女自身に伝えられたのにな・・。
彼女が生きてきたそれぞれの時代の友人・知人からの
「○○○さんの思い出」と題された寄稿文が24。
私もその中の一人で、ニュージーランドからのお客さんと一緒に
我が家でバーベキューをしたときの
三十代の頃の懐かしい家族写真と共に掲載されていました。
最後の「思い出帳より」と題されたご主人の文章は
伴侶を突然奪われ一人残された”夫の嘆き節”かと思いきや
奥様を思い涙しながらもこれから前向きに生きて行こうと決意する
愛情にあふれたものでした。
最後のページには彼女の年表と時代背景が並記されていましたが
当然のことながら2012年からの闘病生活は
殊のほか詳細になっていました。
生前よく一緒に行った公園の桜の木の下で涙にくれながら
こうして自然が心の緊張を解いてくれて
無意識のうちに蓋をしていた心の中の寂しさや悲しさを
開放してくれているんだ
泣くことで人は癒されていくんだと気づき
それからは花や木々に感謝しながら
大いに泣いていらっしゃるとのこと。
亡くなって一年半後に彼女が夢に現れ
マンションの上と下とでお互い手を振ったところで
嬉しさのあまり目が覚めたそうです。
「○○○!これからも時々夢の中で会いたいね!」
と言う言葉で締めくくられていました。
いかん、いかん!今日の空のようにしんみりしちゃった。
まあ、お互い伴侶を大事にしていきましょうね~。
これが言いたかったわけですよ♪