逢うは別れの始めなり

引っ越し準備の真っ最中の今日。

知人とランチに行ってきました。

知人、そう…まさに知った人。

その程度の方なのです。

ではなぜそんな方とランチに？



ちょっと話を聞いてください。

このマンションに住んで5月で丸14年が過ぎました。

その間亡くなった方もいれば引っ越しをして行った方もいます。

14年も経てば生まれたばかりの子が中学2年生。

そう考えるとかなりの時間が経ったことを実感しますね。

今日お会いしたSさんと言う女性は我が家の2階上に住んでいる方です。

年齢は私より2歳上。

背が高く誰の目にも留まる美人で噂によればお若い頃ミス〇〇に輝いたこともあるとのこと。

たまにマンションの集会でお会いしたりエレベーターに偶然乗り合わせたりした時にちょっとした立ち話をする程度の方でした。

1年ほど前駐車場でこの方のご主人とお会いしたとき「来年の8月ころここを引っ越します」と言う話をしました。

それを伝え聞いたSさん。

早速ご主人を通じてランチのお誘いをいただきました。

ところがお互いなかなか時間が合わず結局最後の最後の本日、やっと願いが叶って2人でランチをすることに。

約束の11時半にマンションの下に行くとえんじ色のレクサスでもう既に待っていてくれました。

車で10分ほどのお店に入って、2時間ほどの食事をしながらのおしゃべりでしたが

どうもお互い抱いていたイメージとは、いい意味で違っていたようです。

人ってわからないものですね！

ちょっと姉御肌に見えたSさんでしたがその本性はとても寂しがり屋でビビリで(ご本人の言葉です)

酒豪でお母さん想いのとっても可愛らしい女性でした。

ご主人のお仕事を手伝っていてなかなか自由時間がなく、引退をしたら私を誘って食事でもしたいなーと思ってくださっていたようです。

ところがそんな時の私の引っ越し。

皮肉なものです。



14年間同じマンションに住んでいたと言うのに初めてゆっくりお話をして、ランチをして

そして、マンション前で握手してお別れをしました。

出会いと別れ・・早かった～～！

連れて行ってくださった和食のお店。

「ここは接待用に持っているうちの店ですから今日はお餞別がわりにご馳走させてください」

ひぇ～～！です。

もう少し早くお友達になれておけばよかった～

しかし、時既に遅し。あと4日でここともお別れです。

でもまたいつか必ず会うことでしょう♪