配布物から見えてくること
昨日デパートにお正月の食料品を買いに行ってきた。
門松も飾られ間もなくやってくる新年を
迎える準備が整えられている。
心なしか人出が少ないように感じたが
明日、明後日が買い物客のピークなのだろう。
駅とデパートを結ぶ通路の途中で
通行人にポケットティッシュが配られていた。
ご存知のように配布されるティッシュには
様々な宣伝が載せられている。
当然、宣伝効果が上がるように
配布する対象者も瞬時に選んでいるのだろう。
いつぞやは、目の前に私がいるのに無視された事があった。
対象者を若い女性に絞っているのが
手に取るように分かった。
帰りに同じ場所を通ったがやはり
もらえなかった。
ティッシュ配りの人達はこの微妙な女心が
分かっているのだろうか。
ところが今日何気なくもらった
ポケットティッシュを後で見て驚いた。
多分この配布のアルバイト
早く仕事を切り上げようと何も考えず
手当たり次第に渡したのだろう。
それにしてもこれ喜んでいいものやら・・。
夫が高校時代の友人達との忘年会に出かけた。
数時間後、ほろ酔い加減で帰宅。
居間に入ってくるなり
「こんなものをもらったよ。」
その手にしっかり握られていたものは・・。
「なんでも駆け込み相談」のちらし。
忘年会会場から駅に向かって歩いている途中に渡されたらしい。
生活が苦しい、家がない、借金がある、首を切られた 学費が払えない、病気かも・・なんでもOK!
と書かれている。
前日、床屋さんで髪も綺麗に散髪してもらっていたのに・・・。
ホチキスで止められていた飴玉が侘しい。