あなたはどちら?
ブログのお友達のSonglarkさんが
お書きになった記事を読んで
また、先日記事にしたフリーマガジンの
リセットをペラペラめくっていて
ちょっと考えた事がある。
人の記憶のことなのだがSonglarkさんは
幼い頃に住んでいた街の様子
例えば道路や公園やお友達の家や
商店街のおじさん、おばさんの事など
大変詳しく覚えてらっしゃる。
以前にも書いたが義母も同様
教え子の名前が今でもスラスラと出てくる。
大変記憶力がいい。
さて、私はというと、これがからっきしだめ。
人の名前がなかなか覚えられない。
まあ、年相応の記憶力の退化だともいえるが
昔から暗記を必要とする教科が苦手だった。
歴史の年号や偉人の業績を覚えるのはもう苦痛の極み。
ところが、人の顔や情景などはありありと
思い浮かべることができる。
まるで映画のスクリーンに映し出されるように。
子供の頃、家にあったちゃぶ台や
和室に置かれていた小さなブランコや
その部屋の畳の色までも。
それは視覚からインプットされた思い出。
三年程前に行ったビール工場の案内係の
若い男性の姿かたちまでも覚えている。
特に特徴のある人ではなかったと思うのだが。
こんな事をつらつら考えていて思い出した事だが
歴史のテストで年号を覚えられない私は
例えば・・・
教科書の右上のあの辺に黒い太字で書いてあったな~とか
あの写真の下に書かれていた・・というような感じで
まるで目の前に教科書があってそれを見ているように
思い出しながら答案を書いていた。
では、その教科書のページが何枚も記憶できるかと言うと
そうではないのが残念。やはりそこには限界がある。
年号を覚えるのは私に限らず誰もが
語呂合わせなどで必死に覚えただろうが
その語呂合わせの言葉が思い出せない事もしばしば。
円周率10万桁暗記の世界記録保持者、原口氏の
暗記法は「数字をストーリーとして文字に変換する」
「語呂合わせ法」だとか。
昔からよく言われる記憶術だが
これだってそもそも記憶力の乏しい私のような人間には
そのストーリーさえ覚えられそうもない。
いろいろグダグダ述べてきたが
人には様々な記憶の方法があって
偏差値の高い大学に行くような人はまず私のような
頭脳でない事だけは確かだろう。
抜群の記憶力がなければあの膨大な内容を
覚えられるはずもない。
勿論記憶力のみならず、問題を冷静に読み解く
読解力や思考力なども当然必要とされる事は間違いない。
私が唯一自信を持って、自分の「記憶力」を
世の中に役立てる事ができるとすれば
逃亡犯の顔を見抜くことくらいだろうか。
上の写真は「リセット」に載っていたものだが卒業生を5人発見!