ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

スチュワーデス物語 Part 13

頓挫しそうになりかけたスチュワーデス物語~再開です(笑)


     


国際線のOJTが始まって

私の身辺が慌しくなっていたときも

チェックアウトしていく先輩や

新しく入社してきた後輩達の

寮への出入りでこちらも慌しい。

 寮の玄関先にこのようなプレートがかかっていたようだ。 インターネットより

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そんな時、寮の掲示板に張り出された

新入訓練生の名前を見てびっくり!!

見慣れた名前がそこにあった。



それがスチュワーデス物語PART2」でちょっと触れた

高校の同級生。

彼女は私より十数期遅れての入社だった。

ライフベスト装着方法のデモンストレーションを練習中 私は中央に(顔を黄色で塗りつぶしていない人物) 
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おそらく会社側の「同郷同士を同部屋に」という

ありがたい配慮があったのだろう

相部屋の先輩を送り出した後にやってきたのが

この友人だった。



荷物を持って部屋に入ってきたときの彼女の驚きの顔。

何も喧嘩して別れたわけではないのだが

どうしても以前意地悪な態度をとっていた彼女を思い出し

すんなりと歓迎の言葉はかけられなかった。


彼女は私が数ヶ月前にした訓練を同じようにするわけだから

私という経験者が同じ部屋にいることになる。

どうにかしてテスト問題を聞きだそうと擦り寄ってくるが

「そんなことするとあなたのためにならないよ」

やんわり断り続けた。


そのうち彼女も諦め私には聞かなくなった。



為にならない・・はその通りだが

正直なところ「あなたも同じことを私にしたのよ」

という気持ちが強かった。


今思えば、何と心の狭いちっぽけなことをして

彼女を遠ざけてしまったのだろう

と、今更ながら後悔の念と共に

苦い思い出として蘇ってくる。


私もまだまだ若かった。

と言うより本当に幼かった


数年後、通勤中のモノレールで運命の人と出会い

その人と結婚する、と言う話をしたのが

彼女との最後の会話だった。


今頃どうしているのかな、とふと思い出す事がある。

 同期の皆とどこかの公園へ 何のために行ったのか記憶にない 私は左から二番目

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