スチュワーデス物語 Part14(下宿編)
今朝の空
台風一過~とはいかない空模様でした。
随分ご無沙汰している「スチュワーデス物語」
また、書き進めようかと思います。
記憶が曖昧なところがあるので
思い出しながらの記録に時間がかかってしまいます。
前回までのあらすじを書かなければならないくらい
間があいてしまいました。
これが「前回までのあらすじ」です。
さて、いよいよ「チェックアウト」。独り立ちのときが来た。
(左から二番目がゆるゆるです。優しい先輩達と~どこへのフライトでしょうか?)
今まで入っていた訓練生用の寮を出なければならない。
半年間仲間と共に暮らし、通勤にも慣れてきた寮を出るのは寂しい半面
やっと自由の身になるという喜びもあった。
その前にまずは引越し先を探さなければならないのだが
当時は今のような小奇麗な単身者用のアパートは少なく
あまり考えもしないまま会社で紹介された下宿を次の住まいに選んだ。
東横線沿いの白楽。弁護士さんのお宅だった。
羽田までの通勤を考えると少々不便ではあった。
しかし、今のJALの情勢からは想像もできないと思われるが
時間帯によっては通勤にハイヤー使用が許可されていたので
あまりその辺のことまで考慮に入れていなかった。
その弁護士さん宅の広い敷地内に
ご長男家族が住む二階建ての家があった。
そちらの二階が下宿になっていた。
そこには横並びに四部屋あり
両端は簡単なキッチンのついた10畳くらいの部屋。
それに挟まれて4畳半ほどの部屋が二部屋あった。
こちらにはキッチンはなく
お手洗い同様、共同の流しが使えるようになっていた。
また、廊下の壁に電話が取り付けられていて
大家さん宅の電話から回してもらうようになっていた。
当時、自分の部屋に電話を引くなど贅沢なことはできなかった。
この電話がその後大問題を引き起こすことになるのだが・・・。
両端の部屋にはもう既に入居者がいたので
専用玄関から二階へ上がって直ぐ左の部屋を借りた。
そちらの下宿は代々日本航空のスチュワーデスのみを受け入れていた。
と言う事は、つまり~先に入居している人は
スチュワーデスの先輩たちだと言うこと。
これを友人に話したら半ば呆れ顔で
「あなた、どうしてそんな所に決めたの!」と
言われてしまった。
この言葉が後になって身に沁みて来るのだが
その時はあまり気にもしていなかった。
(タイにて~左がゆるゆる。現地のホテルで作った服を着ています。)
次回に続く~