刺激と過激の国~上海万博へ
さてさて早速昨日の続きです~。
目覚めて大河を見てみれば対岸には霞のかかった上海版摩天楼と
水面に反射する光が異国情緒たっぷりの風景を醸し出していました。
ブッフェで朝食を済ませ9時半ホテルを出発。
ところがまもなく大渋滞にはまってしまいました。
公安とドライバーとの激しいやりとりがこちらまで聞こえてきます。
しばらくにらみ合いが続いていました。
入場門の所はすでに黒山の人だかり。
日本館へ。
このユニフォーム~「何を表しているんですか?」と尋ねたら
「トキです。」と教えてくれました。なるほど・・・。
続いてネパール館へ。陽も傾き始め入場者数が増えてきました。
満員電車状態です。
ごみも増えてきました。
そして、最後に残されていたのが中国館。
入場までに二時間待たされます、と聞かされ
「もう、帰りませんか?」と思わず言いそうになりましたが
せっかくここまで来てそれはなかろうと思い直し
超長蛇の列に並びました。
望遠で覗いてみると係員は所在なさげに立っていました。
列を蛇行しながらやっとたどり着いた館内。
なんと行っても見せ場はテレビでもよく紹介されている
CGを使った巨大絵巻物。これは素晴らしかったです。
でも大きすぎてカメラに収めきれませんでした
下の写真は国宝です
アナウンスでは二千年前のものだと言っていました。
結局全館をゆっくり見る暇はありませんでした。
どこもかしこも人人人~。
係員も殺気立っていて、どの列に並んだらいいかわからず
モタモタしている私に「チッ!」と舌打ちしていました。
「おもてなしの心」はどこにもありませんでした。
8時半ごろ外に出てみると相も変わらず超長蛇の列。
そんなこんなで入場者数世界新記録を樹立した上海万博会場を後にしました。
その後の知人の話によるとこの日は110万人を超したそうです。
夕食はホテルからほど近いおしゃれなレストランで。
結局食事にありつけたのは10時近くになっていました。
素敵なフレンチ風中華料理が出てきましたが
写真を撮る元気はすでになくなっていました~。
身びいきとは言え、数少ない見学ではありましたが
日本館が一番洗練されていて見ごたえがあったように思います。
サウジアラビア館に入るために12時間並んだという話も聞こえてきましたが
何が基準なのかがかの地では測りかねるので入場者の数と
内容の良しあしは比例していないのではないかと思った次第です。
つづく・・・。