ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

しつこく~上海番外編♪

 
 
ブログ友、カンタしゃんのご要望にお応えして番外編を・・(笑)
 
 
 
 
22年ぶりに中国を訪問しその変貌ぶりに驚いたが
それ以上に驚いたのが今回一緒に行動し
値切りの通訳までしてくれた王さんから得た
最近の中国女性の動向だった。
 
彼女は27歳、既婚、二歳になる男の子のお母さんでもある。
日本企業に勤め、年収が日本円で200万円弱。
同じく外資系に勤めるご主人のお給料を合わせると
およそ400万円の年収があるそうだ。
 
人様の懐を値踏みするのもいかがなものかと思うが
単純に貨幣価値から考えると二人併せて4000万円の年収?
 
家事育児のほとんどを
お手伝いさんにまかせて共働き
自家用車は外車でいい暮らしをしている、らしい。
 
王さんは、この若さで上海市内に
140平方㍍のマンションを持っているという。
正確に言うとご主人がすでに結婚前からマンションを購入。
購入価格3000万円。
 
(これ、私が根掘り葉掘り聞きだした話ではなく彼女の上司から得た知識です。)
 
 
上海では(一般的ではないのかもしれないが)男性は
結婚したくても持ち家がないと嫁のきてがないそうで
日本のように
「結婚してから二人で頑張って手始めにマンションを買おうね~♪」
なんて言っていたら一生嫁をめとれないことになる。
 
少々話はそれるが~
 
中国の一人っ子政策はよく知られている。
同じ子供を産むなら男の子。
今でも特に農村部は男尊女卑の観念が残っているし
体力的にも優れて農作業には欠かせない男の子を熱望するらしい。
 
あの手この手を使って性別を事前に調べ
女の子だと分かると堕胎し男の子が生まれるのを待つ。
このように人工的な産み分けをしていると
男女比のバランスは当然崩壊する。
 
今、中国は女性100に対して男性が130と
大変な不均衡が生じているそうだが
当然の帰結と言えるだろう。
 
もともと中国の女性は強い。
今後、さらにパワーアップして行くのは目に見えている。
 
 
詳しい名前を覚えていないが~
雌をおびき寄せるために
綺麗な巣を作って懸命にアピールし
気に入ってもらえたら晴れて結婚!
と言う鳥が南米のどこかにいた。
 
それを彷彿とさせる話だった。
 
 
 
 
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こんな話の流れでお産の話を聞いてさらに驚いた。
 
上海の妊婦の6割が帝王切開で出産するそうだ。
初産、多胎児~一切関係なく妊娠と分かった時点で
帝王切開の予約をするらしい。
 
「どうして?」と聞いたら答えは簡単
「苦しみたくないから♪」
 
 
日本では出来うる限り自然分娩を勧める。
   
「私が最初の子を産んだときは微弱陣痛で三日間苦しみましたよ。」と話すと
「信じられません、私の子供は20分で生まれました。」と言っていた。
 
もし私が彼女の立場だったら
やはり同じように苦痛から逃れるために
その方法を選ぶのだろうか~と真剣に考えてしまった。
 
 
 
 
また、中国の一人っ子政策は今後
日本以上の急激な高齢化と並んで
大きな社会問題を孕んでいるのは明らか。
 
聞けば彼女もご主人も一人っ子。
この場合は二人目を産んでいいそうだが
ご主人は欲しがっているけど彼女はもういらない~と言っていた。
 
 
 
最後に、結婚式の話になって~
 
ワンさん 「今月友人の結婚式があります」
 
私 「そう~、最近は結婚式も結構派手なんでしょうね~?」
 
ワンさん 「はい、そうですね~派手ですね」
 
私 「ところで、お祝いはお金を包むんですか?お幾らくらい?」
 
ワンさん 「はい、30万円です。」
 
私 「・・・日本円にして30万円
 
ワンさん「私の結婚式の時彼女は20万円くれたのでそれ以上しないと恥ずかしいです」
 
 
これじゃ、うかうか友人に結婚式の招待状も送れないわ~。
 
 
 
 
 
~追記~
 
何というタイミングか、私のブログ左、トピックスに
 
「極端に帝王切開が多い上海」という記事が出ています。
 
なるほど~こんな理由もあったのか・・・と
 
やるせない気持ちになってしまいます。
 
彼女もうまく誘導されたのかしら・・。