悲しみの中にいる方へ～

 

 

おはようございます！

 

 

山の間から朝日が街に差し込み始めました。

 

綺麗な朝です！

 

 

 

 

 

 

 

この頃毎日のように

喪中のハガキが郵便受けに入っています。

 

 

先日、セントルイスにいたとき

仲良くしていた方から

それも奥様の名前で喪中ハガキが

届きました。

 

 

彼女のご両親のどちらかに

ご不幸があったのかと読み進めると

そこには、ご主人のお名前が・・・。

 

 

驚いて夕方、早速お電話しました。

 

 

 

「私、福岡の○○ですが・・」

と一言言った途端

「申し訳ございません、只今来客中です。失礼いたします。」

 

 

電話口に出来てきた彼女の声は

今までに聞いたことのない

凛とした、そしてどこからも入り込めない

誰をも拒絶するような感情のない

機械的で冷たい声でした。

 

 

 

何とか気を取り直して

「では夜にでもお電話していい？」

と言いましたが

同じ内容の返事でした。

 

 

 

その後ある方から事情をお聞きして初めて

彼女の対応が普通でない訳がわかりました。

 

 

突然伴侶を失った大きく深い絶望感。

 

半年たった今でもその傷が癒えず

また、喪中ハガキを出したことで

忘れようと努力していた事がまた蘇ってきて

彼女を苦しめているようでした。

 

 

うらやましいほどの仲の良いご夫婦でした。

 

どんなにか悲しかっただろう～

と母を亡くした私にとっても

想像に余りあります。

 

 

私も考えもせず

いきなりお電話したことを反省しました。

 

 

年も明け私も落ち着いてきたところで

お手紙を書こうかと思いましたが

また思い出させてしまうことになるのでは

それもどうしたものかと～思案中です。

 

 

人の心や気持ちを思いやる事の難しさを

痛感したできごとでした。