電話の向こうの声は~♪
おはようございます。
目覚めたら雨でした。
少しずつ冬の香りがしてきています。
昨夜、電話のベルが鳴って~
「はい・・もしもし・・」
最近、電話に出ると切れることがあったので名乗らず慎重に・・。
「あの~○○さんのお宅ですか?」
「はい、そうですが・・・」
「私、越後です・・・」
「・・・・・?」
「憶えてますか?越後です~♪」
「・・・・・・?? あーーー越後さん!!」
ここで記憶の糸がつながりました。
彼女とは年賀状のやり取りだけは続けていますが
お互いの声を聞くのは確か二十数年ぶり。
アメリカから帰国してすぐに住んでいたマンションのお隣さんで
彼女の娘さんと我が家の末っ子の次男が同じ幼稚園。
これがマンションと言えるかどうかは別として(笑)
ここで同年代のお母さん同志仲良くしてもらっていました。
今で言う「ママ友」かな
通学路の途中にある小さな祠もまだ綺麗に手入れされて健在でした。
我が家の子供たちには懐かしい一枚かもしれません。
この幼稚園、ヘソクリンが入院していた病院の近くにあり
3月のある日早朝、寝泊まりしてた病院から抜け出して
散歩がてら懐かしい地域を歩いて回って撮っていた写真です。
時は春三月。
彼女とは幼稚園では同じ役員として二年間交流がありました。
三重県の津市から博多に来ていて皆で食事をしていると言う。
「今ね~皆一緒なの、電話変わるね」
「ちょっと待って!皆って誰?」
「原田さんや瓜生さんたちよ」
「原田?瓜生?」とこんがらがって玉になっている
記憶細胞を解きほぐす暇も無く声の主が変わりました。
「こんばんは~お久しぶりです。帆足で~す」
「服を裏返しに着ていた宮園で~す」
「香椎のお宅に遊びに行ったこともある橋本で~す」
ちゃんとエピソードまで添えての自己紹介(笑)
こんな調子で他5人の方とお話をしたけど
顔は殆ど思い出せません。
「ところで、次男くん、どうしてる?」
「それがね~この前子供が生まれたのよ~」
「ひえ~~~!」
彼女の一人娘ののぞみちゃんも
看護師として働いているそうです。
電話の向こうから聞こえてくるみんなの声は
三十代のままでした。
転勤が多くまさかもう会うこともないだろうと
思っていた友人たちとの糸がまた繋がりました。