肌で感じた歴史~♪
おはようございます。
外は霞か雲か・・分らない状態です。
どんよりしています。
先日、義母が
「本棚の上に上げたままになっているアルバムを下ろし欲しい」
と電話をしてきました。
どうしても昔の写真が必要だそうで
高いところに手の届かない義母は困り果てているようでした。
早速行って分厚いアルバムを12~3冊下ろし
お目当ての写真を探し始めました。
たくさんの古い写真の中から
義母の若い頃の写真が出てきました。
中央の少女が義母です。
それらを二人で見ながらの昔談義に
時間がどんどん過ぎて行きます。
もう一つ見つけ出したい物があると言うので
今度は天袋の中の箱を下ろし
そこから探し始めました。
目的の「賞状」は結局見つけ出せませんでしたが
義母が全く知らないものがワンサカ~。
整理整頓を旨とする義父が
色々な物を大事に取っていました。
これは義母の父、つまり夫の祖父の賞状。
「支那事変」の文字が見えます。
これは「二・二六事件」の翌日に発行された号外
昭和11年2月27日です。
義父もこの事件に関わることになっていたそうですが
運命がそうさせなかったようです。
これに至っては一年前の新聞と言っても
おかしくないくらい、まだ新しく
見ていて不思議な感覚に囚われました。
昭和23年11月13日のものです。
こんな懐かしい広告もありました。
時代が遡って
こちらは義父が軍隊で学んだ時のノート。
大変こまめな性格だった義父のノートらしく
とても几帳面な文字が並んでいます。
小学校4~5年生の時に描いた
明治天皇の絵だそうです。
絵画を嗜む義父でしたが
この頃からもうその芽は芽吹いていたのですね。
こちらは軍隊時代、実際に使っていたものです。
ゲートルや軍馬の馬蹄なんて
本物を見たことありません。
誇り高き軍人だった義父にとっては
捨てるに捨てられないものだったのでしょう。
この懐中時計、もう時を刻んではいませんが
持ち主と一緒に過ごしてきた時間が確実にあったのです。
これらの品々を見ていると
私達が生まれてくる前の
義祖父母や義父母たちが過ごしてきた濃厚な時間を
垣間見た想いがしました。