これまた遅ればせながら~レ・ミゼラブルの感想をば・・・
こんにちは。
静かな、そして暖かな昼下がりです。
お蔭様で体調もほぼ元に戻り
食欲にも拍車が掛かり始めたようです。
用心しなきゃ・・・。
さて、去年の末、観てきたレ・ミゼラブル。
すでにこのときから体調が下り坂で
咳を押し殺しながらの観賞でした。
皮肉なことに静かな場面に差し掛かると
胸の辺りがムズムズとなり始め
ゲボゲボと咳き込みます。
他のお客さんに迷惑をかけまいと
必死で押さえ込みながらの2時間38分。
本当に久々のミュージカル映画でした。
最後に観たミュージカル映画はいつだっけ???
何を観たっけ???
猛烈な勢いで観客動員数を増やし老若男女の涙を絞っている。とまあ、絶賛の嵐!
深夜11時半終映の最終回でも最前列まで満席。
パンフレットは売り切れ。
増刷による増刷と言う盛況。
「感動しないはずの私まで泣いた」とは
仏文学者、鹿島茂氏。
「レ・ミゼラブル」の人気は単なる娯楽先品のヒットにとどまらず
国民意識の変化の底流に触れていると私は思う。
ところが私は感動で胸も打ち震えないし
滂沱の涙も流れない・・・。
いったいどうなっているの~私は!と
本気で我が身の薄情さに心を痛めてしまいました。
「ラストサムライ」は三回観に行きました。
「タイタニック」も二三回行っています。
薄れたとはいえ感動する心はまだ残っていると思うのだけど
それでは何がいけなかったのか・・。
ミュージカル仕立てだったのがダメだったんですね。
あれが普通の映画だったら
多分大感激していたでしょう。
特にラストの部分は私の死生観とマッチしていて
とても感動的でした。
俳優たちはアフレコでなくその場で歌っていたようですが
「どうしたらあんな声が出るのかしら」
「息がよく続くわ・・」
「あんなに動いているのに音程が狂わない・・さすが・・」
そんなことばかりが頭をよぎり
どうしても映画の中に入っていけませんでした。
そして台詞がほぼ全て歌・・というのにも抵抗を感じました。
ミュージカルは歌って踊って!
の概念から抜けきれていないんですね。
という訳で、感激にむせび泣いたカンタしゃん、けいたんママ
ごめんなさいm(_ _)m
私、どうも精神構造がひねくれているようだわ~~
ミュージカルが苦手なタモリと
私と同じ感想を語っていた長男以外の
日本国民を敵に回してしまった感もしています(笑)