ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

名前で呼びましょう~♪




こんばんは。

ヘソクリンが帰ってくるまでの間に
ちょっと一言・・。


毎日新聞の「男の気持ち」欄。

下関市の93歳の方が書かれた
「やっと呼べた名前」には泣けました。

手元に切り抜きがありますので
その文章をかいつまんで・・・



小言や愚痴一つこぼさずに全てを許し支えてくれた妻

その妻が一昨年春、脳梗塞で入院

夏過ぎには一旦退院したものの
次第に食べる量も少なくなった

時折「幸せじゃった。感謝してるよ」と口走り
「なんの当然じゃあないの」と応答する日々

体の衰弱がひどくなり服の脱ぎ着から
床に就くまでの生活の全てを
手伝っていたそんなある日

「お父さん、ありがとう。娘を呼んで。救急車を呼んで」と小声で言った

搬送されそのまま入院

翌日、帰宅し夕食を済ませたとき
危篤を知らせる電話が鳴り
駆けつけたがすでに息絶えていた

連れ添った間「名を呼んで」と言い続けた妻

しかし呼べなかった

納棺後子供たちから
「最後だから名前を呼んであげて」と言われ
嗚咽しながらやっと言えた

「ハツ子ありがとう、許しておくれ」


93歳の夫から妻への愛情あふれる文章には
涙してしまいました。





ところで、皆さんは配偶者を何と呼んでいますか。

または何と呼ばれていますか?

因みに我が家は~

私はヘソクリンのことを
「あなた」・・・がちょっと流れて・・「あーた」。

ヘソクリンは「ね~」と呼んだり
お酒が入ると「○○○さ~ん」と名前を呼びます。


名前を呼ぶことにどうしてこうも照れくささや
抵抗を感じてしまうのか。

どうして名前でお互い呼び合わないのか。

どうも、日本語は不思議です。



他人に呼びかける時も然り。

先日、徹子の部屋に出ていた浜木綿子さんが
徹子さんを「あなた」と呼んだあと
「失礼しました。あなたはいけませんね。徹子さんですよね。」
と言っていました。

「あなた」も尊敬語から地位が下落してしまい
目上や他人には遣えません。


名前も呼べない、あなたとも言えない

じゃあどう呼ぶか・・

おかあさん、おとうさん、おじいちゃん、おばあちゃんがまかり通るのでしょうね。

↑(追記)
身内なら問題はないのです
患者さんに対しておじいちゃん、おばあちゃんと呼ぶことは
控えなければなりませんし
以前、水知らずの人から「おかあさん」と呼ばれた経験から
他人から呼ばれるものでもありませんね。

説明足らずでした~♪


夫に長年名前で呼んで欲しかったハツ子さん。

覆蓋後に言われては何も意味がありませんよね。



お互い、名前で呼びましょう~運動を広めようかしら。