ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

ラブレターを書かなくなった若者たち~♪



こんにちは。

風が強くなってきました。

雨も降り始めています。

いよいよ九州上陸でしょうね・・。



昨日のニュースで
川端康成 初恋の初代に宛てた恋文発見」
と報道されていました。

10日発売の文藝春秋に詳しく掲載されるようです。

伊豆の踊子」の原点になったその初恋。

22歳の川端康成と14歳の千代。

まさに小説そのものですね。

きらびやかな言葉は書かれていませんが
ストレートに胸に響いてくる文章のようでした。


                    


先日授業で、はがきや手紙の宛名の書き方をしました。

昨今の若者は手紙を出すことをしないようなので
住所と宛名のバランスも悪いし
どこからどう書いていいのやら
さっぱり分からないようです。

結婚式の招待状の往復はがきの返事の書き方も
それぞれ好き勝手に「御」の字を抹消しています。

一週間前に返事のハガキを出した学生が
「マナー違反の返事を出したかもしれません」と言っていました。

その時ついでに学生に
「ラブレターは書きますか・」と尋ねてみました。

恥ずかしがって嘘を言ってるわけではなさそうですが
全員、書いたことがない、との返答。

今年は皆無です。驚きました。
 
ラブレターの代わりはメール。

あるいは直接本人に向かって告白するそうです。←勇気あるぅ~!

まさか「LINE」あたりで「既読」の文字に振り回され
心を痛めているのでしょうか・・。




恋文

なんと素敵な響きでしょう。


イメージ 1
(ネットより)


差し出した相手が選んだ
封筒、便箋、筆記用具、切手。

文字の大きさや美醜、筆圧など
視覚から伝わってくるものもあるはずです。

そして滲んだ涙の跡・・・(ふふ♪)。


それら全てが相手の情報となってこちらに伝わり
ワクワクしたり気落ちしたりと感情に訴えかけてきます。


携帯メール・・そんな風情も何もない手段で愛の告白をするのだとしたら
ますます純文学の世界は廃れていくのではないでしょうか。

そんな話をしたら男子学生が一言。

「それが時代の流れです」


チャンチャン!