ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

宇宙飛行士と第三種接近遭遇~♪



こんにちは。

昨夜は「スーパームーン」だったようですが
雲に隠れて見えませんでした。

今日は台風一過、ほんの少しだけ暑さから逃れられそうです。



一昨日の土曜日、宇宙飛行士に会いに行ってきました。

タイトル通り、第三種接近遭遇して来たわけです。

ウィキペディアによりますと
第三種接近遭遇とは⇒空飛ぶ円盤の搭乗員と接触すること。

もちろん私が会ってきたのは空飛ぶ円盤(UFO)の搭乗員でなく
国際宇宙ステーションISS)のキャプテンの若田光一さん。

福岡市の大学で若田光一 ミッション報告会」がある
との新聞広告を見たときには興奮のあまり
申し込みのキーボードを打つその手が震えておりました


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台風の影響で中止になる可能性もあったのですが
何とか開催の運びとなり一人勇んで行ってきました。

こちらは講演会のあった大学。

立派な校舎に思わず一人で感嘆の声を上げておりました。

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13時開場、14時開演で私は13時ちょっと過ぎに行ったのですが
1000人収容のこのホールには既に多くの人がいい席を確保し始めていました。

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私も前から10列目の真ん中をゲット。

大学のホールらしく前には折りたたみ式のテーブルがあって
いただいたパンフレットなんぞを読みながらその時を待っていました。

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時間となりJAXAのブルーの制服に身を包んだ
本日の主役が後ろから登場!
尾木ママの時もそうでしたが最近はこうして登場することが多いですね)

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第1部は「若田光一宇宙飛行士ミッション報告会」

若田さんが国際宇宙ステーションに長期滞在(188日間)した時の様々な体験を
スライドやビデオを使って一時間ほど説明。

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これはお水の中に胃薬を入れたところです。

こうして水玉の中でシュワシュワと薬が溶けていました。

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上空600キロの設定の映画「ゼロ・グラビティー」と比較すると
ISSは上空およそ400キロのところにあるので
地上の様子もかなり詳しく見えていたようです。

「ロシア火山噴火」「東日本大震災」「台風15号」「タイ洪水」など
下の写真は2011年当時の地上に起こった様々な天災を写したものでしたが
地上での阿鼻叫喚も宇宙から見ると
眼下に流れる静かな景色にしか見えなかったことでしょうね。

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無重力や打ち上げ時の緊張感やISS内での仕事の内容や
どれも興味深いお話でもう涙が出そうなほど感激して聞き入ってしまいました。


一通りお話が終わったところで若田さんに直接質問のある方はどうぞ挙手を!
と言われたので迷わず私も高~く手を挙げましたが
前列の席に座っていた小さな女の子に若田さんの視線が行ってしまい
私は聴きたかった質問ができませんでした・・・。

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夏休みだったこともあって子供さんが多く来ていましたが
中には専門的な質問をする小学生もいて
会場から「ほう~」と感嘆の声が上がったくらいでした。

若田さんも「なかなかいい質問ですね~!」と驚いていましたが
私は内心当てられなくてよかったかもと胸をなで下ろしていました。

私のしたかった質問は
「スバリお聞きいたします・・UFOはいるとお思いですか?」
だったので・・・。

でもね、若田さんが「他に質問はありませんか?宇宙人を見たか?でもいいですよ」
と言われていたのでちょっと勇気づけられていたのも確かです。



第2部は トークセッション「宇宙へのあこがれ」

左の元村有希子さんは毎日新聞のコラム「発信箱」を担当していた人で
以前から彼女の文章には惹かれるものを感じていました。

彼女の司会進行でここでもISSの中でのこぼれ話が聞けました。

尿も再生してお水にしているらしく
「昨日飲んだコーヒーが今日のコーヒーになります」には
会場が湧いていました。

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「福岡市上空で撮影した写真です。博多どんたくの熱気が伝わってきそうです。」
と字幕にありますが
博多湾が綺麗に見えています。

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こちらは北九州上空。

「北九州と下関の夜景です。関門橋も見えますよ。」

写真では分かりづらいですがかなり鮮明に映っていました。

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他にもまだまだ素晴らしいスライドがありましたが
ここに全てを載せられないのが残念です。



まさにこの会場に来ている人は老若男女間違いなく宇宙に関心があって
出来うるならば自分も宇宙に行ってみたい
と思っている人ばかりだと思います。

私と思いを同じくする仲間が
新聞報道によると700人ほど来ていたようです。

しかし残念ながら、第1部が始まる前と第2部が始まってから
お話に集中できない事態が。

私のひとつ席を開けて右隣にいたご老人が
自分のお隣に男性が座ったことが気に入らなかったのか
途端に私のお隣に引っ越してきました。

この時から既に嫌な予感が・・。

しばらく居心地の悪い時間がありましたが
その後、私の左隣にもう座る人が来ないのを確かめて
左にひとつ席を移動してしばらくしたら
今度は「前の人の頭で見えない」とひとりごとを言いながら
有無を言わさず、右の席に置いていた私のバッグを勝手に私の膝に置いて
またまた私の隣に引っ越してきました。

最後には、主催者の挨拶が長い!と言わんばかりに
腕時計を何度も見て何やら苛立ちの声を上げ始め
最後には席を蹴るようにして立ち上がって去って行きました。

あのね~~~!と内心怒りで震えそうで
この日を待ちわびていた私にとっては
なんとも後味の悪い報告会となってしまいました。



気を取り直して会場を出ると宇宙服たちがお出迎え♪

いや~ワクワクしますね!!

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和食の宇宙食

他の国の宇宙飛行士にも和食は人気があったそうです。

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こちらは機内で書かれた若田さんの書。

ISSのキャプテンとして「和の心」を常に念頭に置いて接していたようです。

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最寄駅が快速しか止まらないので
往復2時間ほどかけてのお出かけでした。

嫌なこともあったけど真摯に質問に答える若田さんのとてもわかりやすいお話は
わざわざ出かけた甲斐があったというものです。

彼は埼玉出身だけど大学が福岡なので
宇宙から見た博多の夜景でラーメンを思いだし
無性に食べたくなったとのことでした。

こんなお話を聞くと福岡の天神や中洲あたりを
ウロウロしていた学生さんだったわけですよね。

しかし、ちょっと頑張ればなれるという
そんな簡単なものではない宇宙飛行士という職業だけど
宇宙に行きたいという自分の夢を実現しそしてキャプテンにまでなって
優秀な他の国々の宇宙飛行士からの尊敬を集めた若田さん。

同じく日本航空の職員だったというのが
なんとも私には身近に感じられるものでした。



昨日はまたまた私を宇宙に誘うような大きな虹が
天空を飾ってくれました。


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長時間、私のワックワク感にお付き合い下さってありがとうございました。