百田尚樹著 「幸福な生活」
おはようございます。
明日からまたお天気が下り坂になるというので
目いっぱいお洗濯ものを干してきました。
さあ、どんどんお日様に当たっておいで♪
ブックオフで108円で買ったこの本。
百田尚樹著 「幸福な生活」
もうけもん!でした。
百田尚樹と言えば映画「永遠のゼロ」で初めて名前を知って
原作は読まないままとなりましたが
次の、世間をお騒がせ中の「殉愛」で顔を認識して
何とあの「探偵ナイトスクープ」の脚本家であったと言うことを
この本の「あとがき」でさらに知ることとなりました。
いわゆるショートショートの手法ですが
最後の1ページに書かれた一言で今までの内容が凝縮されて胸に刺さったり
驚きのどんでん返しがあったりと久々にワクワクドキドキの読書となりました。
読み進めるうちに、中にはある程度の予測がつくものもありましたが
それでも最後のページをめくるとなんて書いてあるんだろうと
少し手を休めて自分なりの推測を楽しむ・・なんてこともありました。
「母の記憶」や「隠れた殺人」などはド~ンと鈍く胸に残ってしまいます。
「深夜の乗客」「生命保険」などは思わず手をたたきたくなります。
まだ他にも「愛する人の”秘密”を描く傑作」が集められています。
この解説を読むだけでも108円の価値あり♪
私は彼の本は一冊しか読んでいないので偉そうなことは言えませんが
(と言ってもこの本には19の短編が載っています)
白石一文さんの作品には同じ色や匂いを感じますが
百田尚樹さんのはバラエティ性に富んでいて
読むものを飽きさせないサービス精神があるのではないでしょうか。
だからこその「探偵ナイトスクープ」の脚本家なんだろうと思います。
と、クドカンも述べていました♪