ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

福岡城址から藤田傳三郎コレクションへ~♪



こんばんは。

雨の多かったこの夏の日差しを取り戻すかのように
晴天のいいお天気が続いています。

街を行く人々の服装がこうも違うのかと言うほど
冬服あり、夏服あり、たまに秋の服装あり・・。

これじゃ、体もたまったもんじゃないですね。



昨日はお昼前から出かけました。

目的地は福岡市美術館

そこへ辿り着くまでに今回初めて福岡城址、なるものを見てきました。

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いつも、この階段を左手に見ながら通り過ぎていましたが
今回初めて案内所でいただいた地図を頼りに歩いてみることに・・。

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所々に立て看板があり
ゆかりの黒田官兵衛の名前があちこちに見受けられました。

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ちょっと城らしく、櫓も見えてきました。

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目印になる看板を頼りに道なりに進むと・・・

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天守台への階段にたどり着きました。

そしてここが大天守台跡。

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跡と書いてあるものの実際に天守台があったかどうか
資料が全く残っていないそうです。


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展望台から大濠公園と遠くには福岡タワーとヤフオクドームが見えています。


下に降りてさらに進むと~

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江戸時代から唯一残されていた重要文化財の「多聞櫓」

ここでやっと城の痕跡らしきものを見ることができました。

福岡市民が城の再築を望んでいるとのことですが
ここに今さら平成のお城を建ててもいかがなものか・・・
と思うのは私だけでしょうかね~。


さらに歩いて本来の目的地、福岡市美術館へ。

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今、藤田家のコレクションが公開されています。

藤田傳三郎?誰、、それ?って感じでしたが
明治時代から大正にかけての大実業家でその末裔が
現在でも各企業で大きな影響を及ぼしている、という
どうしてこの人の事がドラマにならなかったの?と思うほどの人物です。

出身地が萩で、これまたこの前の旅の続きを思い出すような出会いでした。


藤田傳三郎は天性の審美眼を持ち合わせていたようで
明治に吹き荒れた廃仏毀釈の動きを憂い
巨額の私財を投じて文化財の保護にも務めました。

今回の目玉は国宝の(曜変天目茶碗)。

家康が水戸の徳川家に譲ったといわれるもので
この窯変天目は世界に三つしかないそうです。

その一つをぜひ見たくて出向きました。クリックすると新しいウィンドウで開きます
(ネットより)

陶芸家垂涎の窯変天目茶碗。

人知を超えた何かの力が働いたのではないか、と言われるほど
この色は出ないそうです。

まるで、宇宙です。
クリックすると新しいウィンドウで開きます

もう一つの目玉がこの10センチにも満たない(交趾大亀香合)
これが何と現在の値段に換算してなんとなんと~9億円!!

手に入れたくて入れたくてやっと念願叶った10日後に彼は他界。

無念だったことでしょうね。

しかし、この香合・・どうしてこの値段が付くのか・・・ワカリマセン


見学していた二人の年配の女性が
かなり大きな声でしゃべり続けていたのが残念でしたが
陶器、絵画、書、着物など様々な本物の品を目にして満足して美術館を出ました。


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帰りには大濠公園のロイヤルでアイスを食べ
さすがに歩いて帰る気力がなく地下鉄の乗って帰ってきました。


12000歩を越えていました。