ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

急に降りて行ったお兄さん・・・あなたならどうする?



おはようございます。

今日も無事、朝が来ました。

12月1日師走の始まりです。


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昨日、カレンダーの「17:00」の意味は結局分からずじまいのまま
小倉の家を出て高速バスで博多に戻ってきました。

いつの間にか天神の街路樹にはイルミネーションが飾られ
病院の玄関前にも、その脇にもピッカピカの樹木が登場していました。


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(ボケちゃってました





一昨日、小倉に戻った日のことです。

久しぶりにヘソクリンと二人で
午前8時38分発の「ひきの号」と言うバスに乗り込みました。

もう一つ「なかたに号」と言うのもあるのですが
これは高速を降りてからのバス停が五つ六つと多いのですが
この「ひきの号」は博多から小倉間で高速を降りてからは
唯一停車するのが引野と言うバス停だけ。

滅多にやってこないこの「ひきの号」に乗れたことを喜んでいました。

乗車して朝刊でも読もうかと新聞をバサバサと開き始めた時
後部座席の方から若い男性が脱兎のごとく通路を走って
我々の横を通り抜けあっという間に降りて行き
バスターミナルの入り口に立っている運転手さんの目の前を通り過ぎて
サーーーッと走り去って行ってしまいました。

何事だろう、と彼の行方を目で追っていましたが姿が見えなくなり
そのうちまた戻ってくるだろうと思っていたら出発時刻となって
運転手さんが運転席に座り始めました。

「まさか・・テロ・・・じゃないよね?」と私。

夫も「う・・・・・ん・・・気になるねぇ・・・」と腰が落ち着かない様子。

「運転手さんに言わなくていい?」

「う・・・・・ん・・・」

と二人で逡巡している間にバスが発車し始めました。

ドキドキドキドキ・・・・。

けっきょく我々は何も行動を起こさないないまま
バスは天神の街中を抜け次のバス停へ向かいました。

この間私の恐怖心は募るばかり・・。
背中がムズムズし始める・・・。

もしテロだったらそろそろ爆発するんじゃないか?
犯人の目論見としてはできるだけ派手にやった方が効果倍増。
だとしたら都会のど真ん中だわね・・。
それとも高速道路を走っているバスが周りの車も巻き込んで爆発!
の方がもっと派手かしら・・・。

途中のバス停から乗ってくる人を見ては
「この人たち、何も知らずに乗ってきて・・・
と、妄想は膨らむばかり。

翌日の新聞の一面の見出しまでが目に浮かびます。

隣ではイヤフォンで音楽を聴き始めたヘソクリンが
いやにのんびりとしていることにちょっと安心して
私も開きかけの朝刊をまた読み始めましたが
内心、まだ天国(地獄かも?)には行きたくない!孫の成長だってみたいし、
ヘソクリンとの往復書簡だってまだ処分してない。
子供たちに読まれようものならこんなコッパズカシイことはない。
金庫の鍵の場所、確か長男に伝えておいたはずだけど覚えているかしら・・。

新聞の内容もヘソクリンの話もまともに頭に入ってきていませんでした。

そうこうしているうちに無事、到着!

バスを降りて、その後ろ姿を見送ったときの安堵感といったらありませんでした!!



つくづく思いましたね~

小一時間の恐怖体験でしたがこうした日常の中に付けこんでくる
テロの恐怖と戦っている人々の思い
被害に遭った方々や残された人々の悲しさ、くやしさ。

これから報道を見聞きするたびに肌で感じることが出来そうです。



それにしても、あの若者!
いったいどうしてあんなに驚かせるような行動をしたのよ!
急にもよおした?バスを間違えた?(でもあんなに走ることないでしょ)
私の寿命が三分ほど縮んでしまったじゃない~