記憶力の減退
今朝の空
久しぶりに「今朝の空」から始めてみました。
・・・とここまで書いて、いや、この写真は昨日のでは??
スマホを調べてみたら、昨日の空の写真でした。
もう貼りつけたからこのままにしておきます。
と言う具合に最近の私は記憶力がますます悪くなってきています。
昨日、義母を訪ねてきました。
これまで義母はメモを取ると言うことを一切せずにやってきました。
バッグの中にメモ用紙を見たことも
紙に何かを書きつけているところも見たことがありません。
電話の横にカレンダーがあって
それに行事がびっしりと書き込まれてはいましたが
それ以外の備忘録のようなものもありません。
教師として受け持ちの生徒はもちろんのこと
卒業生の顔と名前を覚えるのが仕事!と
その信念は見事な物でしたし
実際、人の名前を覚えるのが得意で
一度話した私の友人の名前まで憶えていて驚いたことがあります。
退職後、30年近くいろんなところで講演をしてきましたが
その時ですらもちろん原稿なんてないし、メモすらありません。
全ての記憶が頭に収められていて
与えられたテーマで、そしてその時々の聴衆に応じて
臨機応変に講演をこなしていましたが
95歳と言う年には勝てなかったようです。
義母が「記憶細胞が全滅した」と最近言い始めました。
何度も同じ話をしたり、質問をしてきたり。
その状況を自分でも変だと少し自覚しながらも
高く掲げたプライドが許さないらしく
何としてでも話の辻褄を合わせようと頑張っています。
それでも、昔の話をし始めると微に入り細に渡って状況を説明し
その声の大きさや話しぶりに微塵も年齢を感じさせないのは
驚異としかいいようがありません。
また、そんな危機的状況をも笑って済ませてしまう
天性の朗らかさにも脱帽です。
幸い、今のところ義姉が一緒に住んでくれて
世話を焼いてくれていますがこれに甘えてしまうわけにもいかず。
はてさて・・・今後どうなっていくのやら。
現実問題として胸先三寸に突きつけられてきているようです。