フラッシュバックに悩んでいます （追記しました）
およそ一週間ぶりにブログの更新です。
この間、けいたん・ふうたんとママの四人で
母の日のプレゼント代わりに夕食に行ったり
私のスマホの機種変更でバタバタと毎日忙しくしていました。
１４日土曜日の事です。
我々バンドの前身である大学の軽音楽部の
年に一度の懇親会がありました。
去年と同じく「jamp」と言う演奏機材の揃ったお店がその会場でした。
私は夫を介してこの方たちとの関係があるだけですが
バンドをやっている以上参加せざるを得ず
この日も気乗りしまいまま天神のスタジオで練習をし
会場である「jamp」に移動しようと一階で
他のメンバーが降りてくるのを待っていました。
その時、道を隔てた目の前のビルの入り口で
おぞましい光景を目撃してしまったのです。
２歳に満たない小さな子供がドスン！と鈍い音を立てて落下。
一瞬の出来事でした。
最初、赤ちゃんの等身大の人形が落ちてきたかと思いました。
それにしてもこんな場所で、どうして人形が？？？と疑問符だらけです。
そのうちその「人形」が少し動いたので
事の重大さに気づき道を渡ってその場に恐る恐る近づきました。
同時にお母さんも気が付いたようで階段を駆け下りてきました。
「動かさない方がいいですよ！」と私自身震えながら声を掛けましたが
お母さんはお子さんの名前を叫びながら
とっさに抱き上げて階段を上がって行き
その途中で座り込んでしまいました。
私の近くにいた女の子に「救急車を呼んで！」と頼みましたが
その子も動揺してしまって「何番にかければいいですか？」。
「119！」
すぐに繋がって私にスマホを渡してきました。
「場所はどこですか？」
「え・・・と。」
はっきりした住所が言えないままオロオロしていると
関係者と思しき男性がやってきて電話を引き継いでくれました。
その時、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
「おかあさん！赤ちゃん泣いてるから大丈夫よ！大丈夫だからね！」と
上に向かって声を掛け続けました。
でも、また泣き声が止まってしまって不安が増す中
お母さんの子供の名前を呼び続ける声がビルの中に響き渡って
その絶叫に私は手も足も身体中ブルブルと震えながら
救急車の到着を待っていました。
かなり早い時間でサイレンの音が聞こえてきましたが
この時ほどホッとしたことはありませんでした。
救急車を見送った後タクシーに乗って会場に向かったのですが
こんな精神状態で歌なんて歌えない・・と思いつつも
そんな事情を知らない人たちの手前、何事もなかったかのように
最後の演奏時間まで何とか気持ちを立て直しながら持ち堪えました。
長かった一日が終わり
お風呂から上がって歯を磨いていると
あの瞬間の映像が突然フラッシュバック。
今まで抑えていた感情をもう止める術もなく、号泣。
そして、ただひたすら大声を上げて泣きました。
事故の直後夫も現場に来てくれて救急隊員とやり取りしていたので
私の気持ちも分かってくれ
「絶対大丈夫！今頃すやすや寝ているよ」と慰めてくれますが
ハリーより少し幼い小さな男の子の様子と
我が子に起こった現実を受け止められないお母さんの
その時の絶望的な気持ちを思うとあまりにも辛くて悲しくて
今でも涙が出てきて止まりません。
昨日も同じスタジオで練習したので
帰りがけにビルを上がってその後の様子を誰かに尋ねたいと思いましたが
今年のライブの打ちあわせをするため
レストランで仲間が待っていたのでそのまま帰ってきました。
二階の手すりをすり抜けて３メートル以上の所からの落下だったようですが
落ちたところがコンクリートだったとはいえ
柔らかい体をしている赤ちゃんだからその衝撃を受け止めてくれていると
それだけを信じて、元気な様子を思い浮かべるように心がけています。
先ほど、ある方の計らいで赤ちゃんのその後が分かりました。
ナント！病院で一泊しただけで元気に退院したそうです！！！！
赤ちゃんの生命力の凄さをまざまざと見せつけられました！！
大人と比較しての感覚だとビルの４～５階から落下して
コンクリートに叩きつけられた感じだと思いますが・・。
あの時の泣き声～あれが生命力なんですね！
嬉しいです！！
今日は祝杯を上げます♪
皆さん、ありがとうございました！！！
