冬の幽霊話～♪
久しぶりの～今朝の空
昨日友人とホットヨガに行ってきました。
これで二回目ですが一回目と違って
デトックス効果のあるヨガのポーズを取り入れたもので
久しぶりの体をねじる動きに足も体もフラフラ。
富士山の溶岩石が敷き詰められたスタジオでするのですが
薄っぺらいバスタオルを一枚敷いただけなので
それはそれは硬くて膝は痛いし寝返りも勇気がいります。
でも、その発汗作用は素晴らしく
1時間後は全ての老廃物が出尽くした感じがして
とても気持ちのいいものです♪
前回は終わった後お蕎麦を食べに行きましたが
毎回毎回こんな贅沢はできないので
友人の買ってきてくれたお弁当をいただくことにしました。
休憩が取れるちゃんとした場所があって
昨日は私たち2人の貸し切り状態。
掘り炬燵になっていて我々年代にはありがたいです。
ここでいろんな話をしました。
友人は私と同じ年で一期違いのセミ同期。
お互いの体の不具合の事。
家族の事。
彼女の実家の処分に頭を悩ませていること。
ご主人の実家に老後は移り住むことになるかもしれないこと。
（もちろん彼女は嫌がっていますが・・）
先週その家のリフォーム工事が終了して
一晩泊ったこと。
そして午前二時ごろに起こったそこでの出来事・・・。
友人は寝入っていて気づかなかったそうですが
夜中2時ごろにご主人と娘さんが起きだして
「誰かいる・・・」と大騒ぎ。
家じゅうの電気やテレビを付けて
お布団を寄せ合って寝ても
その後熟睡できなかったそうです。
物音がしてそんな騒ぎになったのですが
その原因が何か・・
結局は分からず仕舞いだったよう。
こちらのお宅、大きな蔵のある由緒正しいおうち。
聞いてみればご先祖さまや縁者もそうそうたるメンバー。
そんな家での幽霊（？）騒動。
怖いくせに興味津々で話を聞きました。
そして流れはJAL時代に泊まった
ホテルでの出来事へと話が進みます。
四十年ほど前、場所は香港の古いホテル。
友人A子ともう一人の新人B子にとっては
初めての香港フライト。
ホテルに着いてからの部屋割りは
普段は誰かの手によって割り振ってあったが
この時は先物勝ちとなっていた。
先輩たちがどんどんいい部屋を取ってしまって
残ったのは半地下一階にあるふた部屋のみ。
階段を下りてそれぞれの部屋に入ってすぐ2人とも
その澱んだ空気に嫌な気分がしたそうだ。
部屋に飾られた絵画も妙な絵で
A子の部屋のは中国服を着た白人のような少年。
B子のはこれも中国服の
ちゃんちゃんこのようなものを着た
斜め後ろ姿の老婆。
B子は「私何だかいやな感じがするのでA子さんの部屋で一緒に寝ていい？」
と聞いてきたがA子は相部屋を嫌って彼女を宥めすかし
それぞれの部屋で寝ることにした。
そして・・・午前2時ごろ
（どうしてこんな話は午前2時ごろ～丑三つ時なんでしょうね～）
突然シャワーが流れる大きな水音に驚いて目が覚めた。
シャワーの水を止めなきゃ！と起き上がろうとしても
金縛りにあって手の指先しか動かない。
ふと壁に目を向けると絵画の中の少年の目からこちらに向かって
緑色の光線が出ているのを見て恐怖で声も出なかった。
やや時がたって、やっと金縛りが解けて初めて
シャワーなんて流れていないことに気が付いたそうだ。
同時に隣の部屋のB子が駆け込んできて
「白髪のおばあさんがベッドの足元に座って私の足を押さえるの！」
と青ざめた顔で話した。
その夜当然二人とも一睡もできず朝を迎えた。
この話を先輩にしたら「やっぱり・・」と。
私もこの部屋には一回だけ泊まった記憶があるのです。
半地下ですから手を上に伸ばしたところに
はめ殺しの細長い窓があって
そこから外の景色（芝生のようなもの）が見えていました。
昼間でもとても暗く薄気味悪かったのを覚えています。
幸い私はこんな恐怖は味わわずに済みました。が
後輩の友人C子は全く同じ老婆の姿を見ています。
状況もよく似ていて
夜中に目覚めたC子は自分のベッドの足元だったか
すぐ側だったかに老婆が座っていたそうです。
その服装も同じ縦じまの茶色のちゃんちゃんこ姿。
もうこれは間違いなく同一人物ですね
昔、ホテルのあったその場所は
何やらそういう因縁のある所だったらしく
今ではどうなっているのか分かりませんが
当時でも随分古い建屋でしたから
きっと建て直されていることと思います。
ホットヨガで体が暖まっていたのに
その話を聞いたら鳥肌が立って
ゾゾゾ～～寒くなってしまいました。
そしてお次は・・彼女が目撃したあるもののお話です。
続く・・・。
