博多座大歌舞伎・松本白鳳・幸四郎襲名披露
久しぶりの博多座の歌舞伎。
昨夜、同じマンションに住む友人と楽しんできました。
残念ながら八代目市川染五郎くんは福岡まで来られず
見ることは叶いませんでした。
(ネットより)
歌舞伎界の申し子のようなこの美少年は
今後どういう大人になっていくのか
よそのお子さんながらちょっと興味が湧きますね~。
ロビーには十代目松本幸四郎のフィギュアが置かれていました。
等身代らしいのですが意外と小柄なのにビックリ!
それに、隈取をすると本来の顔は隠れてしまって
元の顔が想像できませんね。
未だに信じられないのですがネットで見ても
あの、松本幸四郎に間違いありませんでした。
最初の演目の「俊寛」をもう一人の歌舞伎界のスター
片岡仁左衛門が演じていたのを知ったのは
幕が降りて、隣に座る歌舞伎好きの友人に聞いてから
これから歌舞伎を見る前にお勉強が必要ですね。
しかし、しかし、今回思ったことは
あ、これも隣の友人が言っていたことなんですが・・
号泣のあと、諦めの境地で船を見送る最後の場面は
体も一気に小さくなって消え入りそうな姿に胸打たれ
不覚にも涙が出そうでした。
こんなこと、歌舞伎では初めてのこと。
それほどの熱演でした。
そして後ろの囃子方もお見事でした!
いや、しかし、いずれの皆さまも凄い!の一言に付きます。
何代にも渡って代々と芸を引き継いでいく
その苦労は並大抵のことではないだろうと思います。
男の子に恵まれれば幸い、
そうでなければまた別の苦労を背負うことになるでしょうしね。
のんびり、お茶を飲みながら
客席から観る側で良かった~と思ったことでした(笑)