ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

博多座大歌舞伎・松本白鳳・幸四郎襲名披露



久しぶりの博多座の歌舞伎。

昨夜、同じマンションに住む友人と楽しんできました。



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改め前の松本幸四郎市川染五郎親子の襲名披露公演でしたが
残念ながら八代目市川染五郎くんは福岡まで来られず
見ることは叶いませんでした。

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(ネットより)

歌舞伎界の申し子のようなこの美少年は
今後どういう大人になっていくのか
よそのお子さんながらちょっと興味が湧きますね~。


ロビーには十代目松本幸四郎のフィギュアが置かれていました。

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等身代らしいのですが意外と小柄なのにビックリ!

それに、隈取をすると本来の顔は隠れてしまって
元の顔が想像できませんね。

未だに信じられないのですがネットで見ても
あの、松本幸四郎に間違いありませんでした。



最初の演目の「俊寛」をもう一人の歌舞伎界のスター
片岡仁左衛門が演じていたのを知ったのは
幕が降りて、隣に座る歌舞伎好きの友人に聞いてから

これから歌舞伎を見る前にお勉強が必要ですね。

しかし、しかし、今回思ったことは
仁左衛門さんの演技はシェークスピア劇に通じるような・・。

あ、これも隣の友人が言っていたことなんですが・・

号泣のあと、諦めの境地で船を見送る最後の場面は
体も一気に小さくなって消え入りそうな姿に胸打たれ
不覚にも涙が出そうでした。

こんなこと、歌舞伎では初めてのこと。

それほどの熱演でした。

そして後ろの囃子方もお見事でした!

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(ネットより)

いや、しかし、いずれの皆さまも凄い!の一言に付きます。

何代にも渡って代々と芸を引き継いでいく
その苦労は並大抵のことではないだろうと思います。

男の子に恵まれれば幸い、
そうでなければまた別の苦労を背負うことになるでしょうしね。

のんびり、お茶を飲みながら
客席から観る側で良かった~と思ったことでした(笑)