義母の命日
早いものです。
今日は義母の命日。
午後3時12分にこの世を去りました。
95年の波乱に満ちた一生でした。
色々とバランスに欠いた部分もありましたが
それもご愛嬌、といったところで
多くの方々に慕われたようです。
先日、夫と娘の三人「思いで巡り」で実家に立ち寄った際
私たちの到着を待っていたかのように玄関前に車が一台
テールランプをつけたまま停車していました。
最初は義姉が先にやって来たのだろうかと
前に止まっている車を見ていると
中から初老の女性が降りてきました。
お話を伺ったところ~
その方も元中学校の校長先生で
退職後、某国立大学の大学院に長年通い
中学生の英語教育に関する論文が今回やっと出来上がったので
その報告を義母にするために家にやってきたとのことでした。
私は一度、義母が亡くなった直後
お目にかかったことがあったのでその経緯は知っていましたが
くじけそうになるたびに義母に叱咤激励されて
もう少しで論文を書き上げるまでになりましたとおっしゃっていた方でした。
家の中にはもちろん仏壇もないし
来ていただいた甲斐がなかったのですが
偶然か必然か私たちと出くわして、そのお話と手渡された写真を
我が家の仏壇に備えることができました。
後輩の女性教員たちの活躍をきっと喜んでいることでしょう。
今週から家の解体も始まっています。
それを知らない方々がもしかしたら
義母の仏前にお線香を手向けに来てくださっているかもしれません。
そして空き地になった現場を見て驚いているかも・・・。
それにしても~
一年経つのが早すぎて気持ちが付いていけません。