ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

四歳児・ハリーとの攻防


昨日、突然次男のお嫁ちゃんからメールが来て
ハリーをちょっと預かってもらいたい、とのこと。

夏休みになってまだ一度も会っていないので
喜んで引き受けました。

午前9時半から午後14時ころまでの4時間半。

家の中でじっとしておくのは無理だし
大濠公園で遊ばせるには暑すぎるので
アンパンマンミュージアム」に連れて行くことにしました。

地下鉄の一番前の車両にて三人と合流。

その時点でハリーの様子が少し変でした。

喜怒哀楽の表情がはっきり読み取れる子で
私が近づいてもなんだか浮かない顔。

案の定、天神で先に降りていったママとなあたん
恨めしげに見つめるハリー

一つ先の中洲川端の駅に着いたので降りようと手を差し伸べても
これまたすぐに反応しない。

無理に手を取って車両を降りて
ミュージアムに行けど、早すぎてまだ開いてない。

その間にもどんどん小さな子を連れた親子が集まり始める。

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ここでカメラを向けると笑顔も見えてきたのでひと安心。

ママ曰く、カメラには反射的に笑顔になるハリーではあるそうですが・・。


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ところが途端にこの暗い表情で、こちらの気分も沈みがち。

20mほど並んでやっと入ったところで
こんなキャラクターが出迎えてくれるのですが~

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お姉さんの「こんなに喜ばない子供は、見たことないわ・・・」
の内なる声が聞こえてきそうです。

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キャラクターさんも
「あれれ???この子、僕に興味ないのかな・・」とつぶやいてそう・・。


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バリバリ主役級の主役、アンパンマン登場にも興味なし!!

ハリー、ここはアンパンマンミュージアムなの。
他の子はこんなに喜んで我先に駆けつけるのに
これに喜ばなかったらいったい何に喜ぶの??とは私の声・・。


少し先に進むと子供サイズのお店が見えてきます。

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この辺りから表情も明るくなってきて
活発な動きを見せ始めました。

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そしてここから表情が一変。

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楽しげな様子に私も安堵の胸をなでおろす♪


ところがアンパンマンショーが始めると~

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今か今かと待ちわびる様子の前列のちびっこを横目に

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お姉さんの指示通りに手を叩いたり
アンパンマン体操らしき動きをするのですが
心ここに在らず・・。

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ショーが終わっておやつを食べようと椅子に座って話をしていると
「あーちゃまの顔は死にかけの人みたい・・」とのたもうた!

「死にかけた人のような顔ってどんな顔?」と聞いても
顔色が悪いとか口角が下がっているなど
的確な指摘はしてこない。(4歳児には無理か??)

ただひたすら「ここは僕のいる場所じゃない」と言わんばかりの態度に
あーちゃまちょっと拗ね始める。

でも気を取り直し「子供のこと、きっとお腹が空いているんだろう」と
初めてのおつかいに出してみた。


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千円札を持たせてパンを買いに行かせたところ
「一枚じゃ足りないって言われた」と帰ってきた。

なぬ?千円でパン一個買えない??

私が行って聞いたらどうも1780円のセットを頼んだようで
お店の人に頼んで、もう一度行かせたら
アンパンマンミュージアムの特性あんぱんを一個310円で買ってきた。

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このパンは美味しそうに食べていたけどそれも半分だけ。

あくまでも反骨精神を貫き通すらしい。

そうこうするうちに時間が来たので帰ろうか?と尋ねると
うん!!と嬉しそう・・。

今日は楽しかった?の問いには「・・・・・」

どうなっとんねん!!と思わず大阪弁で突っ込みそうになりましたわ~・・。


そんなころ、姉のなあたんはママと親子料理教室で
和菓子を作成中。

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涼しげな金魚を模したゼリーや~

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こんな可愛らしいお菓子をお土産で持って帰ってくれました。

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我が家で合流する間、私は疲れてソファーで一休み。

その間、ハリーは録画していた
大大大好きな「機関車トーマス」を見続けていました。

ハリーはトーマス一筋。

物心ついた時からトーマス、トーマス、トーマス。

トーマス愛が半端ない。
(そんな子にアンパンマンを喜べは酷だったかなと、ちと反省)

彼は将来、ひとりの人をずっと想い続ける
誠実な男性になるのかな?

ところが・・「一番好きは人は誰?」と聞いてみると
今まで私は上位5位以内、へたするとママと1・2を争うほどの上位でしたが
昨日は、「ママ、ねえね、すずなちゃん、れなちゃん、幼稚園の先生、隣のクラスの先生、
ピーちゃん(飼い犬)・・・」まだ出てきません。

とうとう、私は10位にも入っていませんでした。

そろそろ彼の頭の中からは私がいなくなり始めたようです。

こうして子供は大人になっていく。

これはもう自分の子供で実感しているはずですが
孫までがついに~トホホ~~


どっと疲れたゆるゆるでした。