驚き連続の結婚披露宴
いいタイトルが浮かばないまま
「驚き連続の結婚披露宴」と書いたもののやっぱりしっくりこないなぁ。
私のミス(記憶がないけど多分私がミスったのでしょう)だったとは言え
まあまあ、いろんな思いを抱えた結婚披露宴でした。
先週、土曜日。
まず出だしからまずかった。
人前結婚式が行われる指定の時間まで
ホテルのロビーで待つことにしました。
座り心地の悪い一人がけの椅子に
夫と二人ならんで座っていたのですが
5M位離れたところのソファーが
ちょうど空いたのでそちらに移ったのが最初のミス。
夫が友人からプレゼントでいただいた
我が家で最も高級な折りたたみ傘を
サイドテーブルに置き忘れたまま移動。
手元にないこと気づいてすぐ探しに行ったけど無し。
フロントにも確かめたけど届いていない。
そのあとに来た人が持っていった(盗ったとも言う)ようで
夫、落胆・・・。
夫に二つ以上の手荷物を持たせたのがそもそも無理があったんだわ・・。
今頃、その人にはバチが当たっているよ~と慰めて
チャペルへと向かいました。
長男夫婦が挙式を行った同じチャペルを懐かしく眺めながら
新郎新婦の入場を待つ。
厳かなオルガンの音色とともに新郎入場。
私の横を通る。横顔・・なかなかハンサムなご子息だわ♪
「うん?あれ?どこかで見たぞ・・見覚えがあるわ・・」
私の唯一の自慢、それは人の顔を覚えること。
新婦がお父様と入場となって彼が正面を向いたところで確信しました。
あら、あのAくんだわ!
私が専門学校で数年前に受け持っていた学生さんでした。
そもそも私たち夫婦が招待されたのは
夫の仕事関係で仲良くさせていただいている
ご両親からのお招き。
まさか、あのAくんが息子さんだったなんて!と
世間の狭さに驚きつつ、式終了後に一旦もとの場所に移動。
そこから受付が始まりました。
他にも顔なじみのご夫婦もいらして
談笑しながら座席表を見ると夫の側にあるべき私の名前がない?!
もう何がどうなっているのやら・・・。
話をしていたM子さんが新郎のご両親に報告に行ってくれました。
その後、慌ててご両親がいらして
式場の係りの人もやってきて席だけは設けていただけました。
が・・もちろんこちらにも名前なし。
どうやら、たぶん、私がお返事を出すとき
うっかり夫の名前だけを書いてしまったようで
結局参加者は夫だけ、となったのでしょう、とは係りの人の話。
でも、新郎のお母様とは何度も出席する話はしていたので
まさか、こんなことになっているとは思いもしませんでした。
いよいよ披露宴が始まり
新郎は私の目の前。
彼はきっと私が夫の関係で出席していることも知らないだろうと思いつつ
目が合ったので笑顔を送ると眉根を寄せて不審顔。
そりゃ~いきなり自分の披露宴に
たった14コマしか授業をうけたことのない授業を担当していた私がいたら変に思うわ~
これは真実を話さなきゃと
挨拶に行くとにこやかな笑顔で立ち上がって来てくれました。
「ご結婚おめでとうございます。
まさかあなたがAさんの息子さんだったなんてね~~!
ところで、私が来ることは知ってたの?」と言うと
「はい、知っていました。それより僕のことを覚えていますか?」
「もちろん!!」とは言ったものの
ここで私の頭の中がこんがらがってきました。
本人は知っていた、ご両親も納得していた、のに
係りの人が返信はがきのまま座席表を作ってしまった。
でも、最終確認は一体誰がしたんだろう???
数年前から、私の行っている専門学校に息子さんがいて
私とも何らかの関係があるということを知っていただろうお母さまに
「どうして私のクラスに息子さんがいらしたことをおっしゃってくださらなかったのですか?」と
言ったところ何か言いよどんでいらっしゃいました。
彼はその後いろいろあって途中で学校をやめていたようで
その事を公にしたくない思いが特にお母さまの方にあった?
招待のハガキを出したものの
何かしら私に知られたくない気持ちもあったのかな?
いやいや、結婚式での親族は慌ただしくて
出席者一人一人のことを慮るどころではないし
もちろん悪意があったとは思えないし
もともとはっきりと滑舌よく話される方ではないので
説明がイマイチわかりづらいのは仕方ないわ。
傘を無くしたその悪い流れがそのまま
私に降りかかってきた、と思うことにしました。
大学を出てからもう一度専門学校で勉強しようとする熱意はあったようですが
体育会系の先生とウマが合わなかったとかで
今はやめたことを後悔しているようだとお母さまがおっしゃっていました。
でも、素敵な伴侶を得て、それはそれで勝ち組!
彼はおじいちゃん思いの本当に優しくて思いやりのある男性のようです。
どうぞ末永く、お幸せにね!!