ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

困った問題です


これは憂うべき問題です。

未だかつてなかったことが去年と今年
立て続けに起きました。


先月のこと、授業が終わっての修了テストで
Aクラスに5名、Bクラスに2名、計7名の追試者が出ました。

いつものことですが今年は少し多かったようです。


私の授業は国家試験や資格を取得するためのものではなく
あくまで、採用試験や社会人になったときに
恥をかかないようにする程度のものなので
学生にとってはあまり真剣に取り組むほどではないとの思いがあるのでしょう。

かなり舐めてかかる学生が毎年数人はいます。

案の定、そんな学生が欠点を取りました。


一回目の追試験は前回と同じテスト問題。

同じ問題を解くのだから高得点を取ってくれるだろうとの
親心を見事に打ち砕いてくれます。

これまた、欠点ギリギリが数人。

でも、合格点に達していればそれはそれで良し。

しかし、それさえも欠点になってしまう学生には
何か彼ららしい言葉で書いてくれれば、もうそれでも良しとしようと
今度は仏の心で去年同様
テーマを与えてレポートを書いてもらいました。

今年で二回目ですが送られてきたレポートを読んで
「あぁ・・・またか」の思い。

去年に引き続きコピペの疑い濃厚。

どう贔屓目に見ても彼には到底書けそうもない表現が含まれています。

それに文章全体から見えてくる筆者の視点が
学生の立場ではないことは数行読めば分かります。


そこで、今回は確証を得るため
ネット上にあるソフトを使ってこんなことをしてみました。

上下に分かれていますが
試しに私がブログに書いた文章と比較。


イメージ 1

上段が私の書いた文章をチェックしたもので
下が学生のものです。

判定は
私は(要注意) (要注意) (良好)となっています。
(要注意には首をかしげてしまいましたが(笑))

テキスト判定でのテキスト類似度が7%という事は
何らかのネット上の文章と類似点がある、ということだと
勝手に判断していますがまずはセーフ♪

一方学生においては(コピーの疑い100%

試しにテーマに沿った内容をネット検索にかけてみたら
彼が書いた文章と似たようなものをちらほら見かけました。

他にも同じような関連記事が・・。

大学でもコピペ論文には頭を悩ませているようですね。


このようなソフトに頼らなくても
A4一枚の紙の中に長い内容の同じフレーズが二度も出てきて
彼の混乱ぶりが察せられましたが
これで騙せるとでも思ったのかしら、と
情けなくなってしまいました。

その場しのぎのコピペがどれほど彼の印象にダメージを与えているか
考えたこともないのでしょう。

世間は狭い、ということはこの前の結婚式で実証済みです



来年には彼は、おそらく二年生になっているでしょう。

その時、どんな言葉をかけようかと思案中です。