福岡市民劇場「喝采」
夕方から雨になるとは信じられないほどの快晴です。
暖房を消して、さあ昨日の出来事を。
昨日日曜日、市民劇場での観劇。
何回か書いたもしれませんが
個人的にはどんな有名な俳優が出ていても
お芝居より映画を観るほうが好きです。
音楽はライブの方が断然迫力が違いますが
市民劇場のお芝居は三回目ですがなかなかどうも・・・。
その理由は後に書くとして。
Sさんと知り合っていなければ決して行くことはなかった観劇。
これも新しい世界への扉が開けたと感謝しています。
「喝采」
解説
プロデューサーのクック(奥村洋治)と演出家のバーニー(小須田康人)
作家のアンガー(山本芳樹)、舞台監督のラリー(林次樹)は、陰鬱な表情で黙り込んでいた。
初日を間近に控えた舞台の主演俳優が、突然いなくなってしまったのだ。
その代役として、かつての名優フランク(加藤健一)に白羽の矢が立つ。
彼は酒びたりで落ちぶれていたが、バーニーの熱烈な説得に負けて役を引き受け
長いブランクと酒の誘惑に苦悩しながらも、新人女優のナンシー(寺田みなみ)らと共に稽古に励む。
妻ジョージー(竹下景子)も、献身的に夫を支える。
地方公演の幕が開け、初日の劇評でナーバスになったフランクは
ジョージーともぶつかり自暴自棄になってしまう。
そして白日の下に晒される、夫婦の過去と真実の姿。急接近するバーニーとジョージー。
ブロードウェイの初日は容赦なく迫る―――。
と言った内容です。
さすがベテランの皆さんだけあって
迫力があり、引き込まれた部分もありましたが
私の理解力、集中力、観賞能力の欠如かもしれませんが
どうも今一つ心が動かなかったのです。
昔、アメリカ在住のころ
野外劇場でした。
彼が癌になって、これが最後の芝居になるだろうということで
それならばぜひ生身のユル・ブリンナーを目に焼き付けておこうと出かけました。
(Shall We Dance?の音楽が聴こえてきそうな場面ですね。)
ウイキペディアによると~
「癌により死期が近いことが分かったブリンナーは
1985年1月7日から6月30日まで当たり役であった『王様と私』に出演した。
とあることから私が彼を観たのは
亡くなる数か月前と言うことになるでしょうか・・。
その時ですら、お芝居に集中できず
上空を飛ぶ飛行機の音に気を取られたり
雑音が気になったりで我ながら呆れたものでした。
今回は私たちの座席の中央に座った男性が
上演中二回も席を立って出て行ったり
(座席の通路が狭いのでそのたびに荷物を床から膝に揚げたり、足を避けたり)
後ろの席からはずっとシャラシャラと衣擦れの音が響いてくるし。
舞台では熱演が続いていましたが
こうなってしまったらどうも集中力が切れてしまって・・・。
でもまだ三回目。
そのうち演劇に目覚め、この舞台に立ちたい!と
とんでもないことを言いだすかもしれませんが~