巡り合えたものとは・・
(昨日の空)
暮れなずむ街
(今朝の空)
義母がどうしても欲しいものがあるので
休みの日にその店まで連れて行って欲しいと言う。
こういうことは大変珍しい。
聞けば檜のたんすだという。
若い頃からどうしても
欲しくて欲しくてたまらなかったそうだが
色々な事情がそれを許さなかった。
長い年月が流れ、もう諦めかけていたところ
先日、小旅行した時に
そのたんすに巡り会ってしまったのだ。
しかしその時は、買わずに帰ってきた。
さあ、それから悶々の日々。
夫は当然反対。
これから先の寿命のこと(そんなこと、天のみぞ知る)
一人暮らしだが、物があふれた家に
たんすの入る余地などない(これは私も納得)
と言うのが彼の言い分・。
しかし、色々話を聞いていると
ここには書き切れない
義母のせつない「女の意地」があった。
そこで、昨日、三人で日田の
陶器でも有名な小石原に出かけた。
(飯塚経由で~途中「麻生太郎氏の実家」へ。現在は弟の泰氏が時々来ているらしい。見よ!この豪邸!二万坪あるそうだ)
(麻生氏の父、麻生太賀吉氏が亡くなったとき、この塀に沿って黒紋付の芸者衆がずらりと並んだ)
(途中で腹ごしらえ)
義母のだんご汁
私のてんぷらうどん
私のてんぷらうどん
夫のうどん、一味とうがらしでまっかっか
最近全国的に人気の柚子胡椒
着いた先は日田の材木店。
何百年の歴史を刻んだ大木がごろごろ。
この布袋様の身長はゆうに2.5M以上はあった。
ここのご主人が相撲ファンで部屋の看板を作ったそうだ
その中にお目当てのたんすが・・。
値引き交渉もすんなり。
オマケに桐のおはしを五膳ゲット!
長年の思いを遂げて幸せそうな義母だった。
帰りに「道の駅」に立ち寄った。
そこにも小さなたんすや
台湾製の立派な木材で作られた椅子が・・。
義母の目の色が変わりだした。
夫、曰く。
「物欲があると言うことは、まだまだ若いと言うことか~。」
いやはや、大正生まれの女性の生命力に脱帽!!