ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

決断


小倉と別に博多に住居を構えて
かれこれ二年と二ヶ月が経ちました。

小倉から持って行ったものといえば
僅かな食器や衣類・靴などと
新社会人が新しい生活を始める時に
揃える程度の必要最低限の家具調度品を買い揃えたくらいで
この二年間を過ごしてきました。

しかし、小倉の家と博多の賃貸マンションの維持管理費。

私は私で週一の割合で小倉に戻って来ての生活。

その他もろもろ・・・。

夫の仕事の煩雑さを考えると
博多に住むことは致し方なかったとは言え
大変無駄なことをしていたと思います。



そんな中でふと思ったのです。

あと三年ほどで迎える夫の定年。

その後我々は一体どこに拠点を置いたらいいのか。

定年を迎えたら小倉に戻ってくるつもりでいましたが
お陰さまで定年後も続く夫のちょっとした仕事はほぼ福岡市。

北九州市にいる意味があるのか??

そして娘を除いて息子家族は福岡市在住。

北九州市と福岡市は高速を使えば1時間程度の距離だけど
これから二人共高齢になっていくことを考えると
車の運転だってフェイドアウトしなければならなくなることだし・・。

それにもし、万が一、いえ、当然ありうることですが
どちらかがこの世を去って一人になったとき
広いマンションっているのかしら・・・。

お盆、正月、大型連休で家族全員が集合するときには
この広さはありがたく孫たちも伸び伸びと過ごせるけど
これとて年にいったい何日間あるのかしら・・・。

広い部屋は光熱費も馬鹿にならない。

広いバスタブだってお湯の量がもったいない。

博多のマンションに住んでみて
そんないろんな些細な事が頭をよぎりました。

そこで、去年の夏ごろから博多に移住することを

(私なりに自分の中で)決断!!

ここでは夫はおいてけぼりです。

もう年齢的にもあの引越しという
重労働に耐えられるのは今しかない!

だって14回の引越しの準備は
ほぼ私一人でやったのですから!!

いや~きつかった。


何かに突き動かされるように
まずあちこちの中古マンションを物色しました。

ある方から中古物件をリノベーションして
自分の理想のマンションを手に入れたと聞かされたからです。

でもなかなかいい物件に当たらない。

お値段や広さは申し分なくても立地が悪い。

周りの環境や交通の便、お買い物の便~
いろんな条件にあうものってそうそう見つからないです。

ネットで調べたり、業者さんに案内してもらったりと
自分なりに動いてみたけど
中古物件を見れば見るほど
こりゃ私には合わないかも・・と
頓挫しかけていました。

そこに夫が朗報をもたらしてくれたのです。

「これ、来年(今年)の夏に完成するらしいけど・・」
と見せてくれたパンフレット。

知人から得た情報でしたが
立地、環境、申し分なし!!!

しかし、お値段が・・高い!!!

これは必然ですね。

でももう私は取り付かれたように動き始めました。

今と同じくらいの階数に住んで
眺望を楽しむことを諦めさえすれば
なんとか手に入りそう。

そこでグーーーっと地上に近い階数を選びました。

うん、これならお値段的にもなんとかいけそう・・かも。

25階から2階へ。

「高層マンションは風が強くてお洗濯物干すのも大変だったし~」

「エレベーターが遅くてなかなか部屋に着かないし~」

「高層マンションは孤独感をひしひしと感じるし~」

と並べられるだけの否定的な理由を並べて
心の安寧を保とうとしていますが~
これかなりのカラ元気なんですけどね(笑)



「孤独感」と書いたのでついでにお話しますと・・。

我が家のさらに上の27階(一戸のみ)に住んでいる女性とお話していたとき
彼女はその時体を病んで少々気落ちもしていたのでしょうが
高層階故に人の気配をまったく感じないし
この世に自分ひとりだけ取り残された感覚に襲われたそうです。

お仕事をされいて人を寄せ付けないような
いつも凛とした佇まいの女性から
こんな言葉を聞こうとは思いもしませんでしたが
私にも思い当たるフシがあったので大きく頷いたものでした。

こういう感覚は年齢にもよるのでしょうが
博多のマンションの7階に住んでみて
下から聞こえてくる公園で遊ぶ子供の声や
道を往来する人々の風景を
すぐ手の届くところで感じられることが
とても心地いい、と初めて認識しました。

「人恋しい」

一言で表すとこういうことでしょうかね~。

話はそれましたがあんなこんなで
ゆるゆるママ、一念発起!

8月か9月にお引越しをします!



それはいいのですが~問題はこれからです。

長くなりましたのでその問題とやらは次回に~♪





棚を片付けていたら赤ちゃん用の古いミルクの缶、発見!

イメージ 1

スプーンが刺さっていたので抜いて
中を覗いてみたら綺麗なハートマークが


今年はいい年になりそうです