年初めは「どっきりカメラ」
年末は色々なテレビ番組が目白押しだが面白いものがない。
唯一ソファに腰を落ち着けて観るのは「どっきりカメラ」くらいだろうか。
その中に
マネージャーらしき人と一緒にレストランに入ってきた芸能人が、その後、一人でそのレストランを退席する時、お客さんに成りすましていた数十人の仕掛け人が一斉に立ち上がって取り囲み「EXILE」の「Choo Choo Train」を踊りだす。さて、仕掛けられた芸能人はその踊りに加わるかどうか・・というのがあった。
年の瀬も押し迫った30日、雪が降りお正月ムード満点。
そんな中、娘が東京から帰ってきた。
私のいたずら心がムクムクと蠢きだして
「玄関でChoo ChooTrainを踊りながら迎えてみようか」
我が家の娘はどういう反応を示すか試してみよう、と夫に提案。
すぐさま乗ってきた。
マンションのインターフォンが鳴った。
こちらからスイッチで開錠し、エレベーターに乗って
我が家の玄関先まで1分近くかかる。
その間、玄関で待機。娘が入ってくるのを今か今かと
待っていた。
ドアが開いた・・。
二人、右手を振り、体を回す。
呆気にとられ立ち尽くす娘。
その後大爆笑!!
残念ながら一緒に踊ってはもらえなかったが・・。
翌々日、次男帰宅。
前日から義母が来ていたので彼女にも参加してもらうことに。
「あんた達夫婦は変わっとうバイ」と言っていた義母も二つ返事。
しかし、88歳にあの動きは難しく手と体の動きがバラバラになる。
「体で窓ガラスをま~るく拭いているように動いてみてください」と言ってみたら
何とかそれらしく動けるようになった。
今回は「どっきりカメラ」の名に相応しく
ビデオカメラもセットして待った。
マンション入り口のインターフォンが鳴ったので開錠。
「玄関は開いているから入ってきてね~。」と
モニターに映る息子に言っておく。
玄関に姿を現した途端
娘を先頭に私、義母、夫と四人並んで
「くるくるくるくるくるくるくるくる」
我々を見た途端ケラケラ笑い出した息子。
「一体この家族はどうしたんだぁ~?」
と言う表情を一瞬見せたが
逆に、カバンからカメラを出して我々を撮り始め
回っている我々に
「明けましておめでとうございます。」
芸能人のように(不思議な顔をしながらも一緒踊る)
とはならなかった。
次男に「あんた、この踊り、知っとうかね」と義母。
「うん、EXILE、でしょ?」
「ひえ~~!よう知っとうね~~」と
自分はもう何年も前から知っていたような口振り。
多分、あちこちで「あんた、エグザイルって、知っとうかね。」と
聞いて回るのだろうな。
こうして「ゆるゆる家族」の2010年が明けました。