本当にあの子が~?
次男。
姉兄がいる三人兄弟の末っ子。
心根の優しい男。
小さい頃家族旅行に行けば
親が三人に平等に与えたお小遣いから
お菓子を買いそれを姉兄に分け与える。
夫婦喧嘩をし、リビングと和室に分かれて
テレビを見ている両親を慮って
両室を仕切っているふすまに
丁度挟まるようにして敷居の上に立ち
左目で私を、右目で夫を眺めていた。
我が家のアイドル
と言う言葉がピッタリの可愛い子供だった。
成長する段階で踏む、親と子の葛藤。
自由人を標榜し、糸の切れたたこ。
しかし、我々の知らない所で様々な
巡り会いがあったのだろう。
やっと片足が地に着きはじめた。
先日、夫の誕生日に花を届けてくれた時
助手席に載せていた新聞紙に包まれた花々。
「あの花たちが、こんなんなりました。」
と写真を送ってくれた。
自分で活けたようだ。
こんな事ができたの?
こんな感性があったの?
この子がどんな人生を歩んで行くのか、
見守っていくことにしょう。
今日は長男の誕生日。
おめでとう!パパさん♪
(下の方になってごめんね~)