ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

恋文

 
 
昨日の授業の内容は
「ビジネス文書」と「マナー一般」。
 
リハビリ校で理学療法士を目指す生徒に
社外文書の知識はあまり必要とはしないが
簡単なお礼状、また結婚式などの
出欠の返事の書き方などは常識として
知っておいてほしい。
 
また封筒やハガキの宛名の書き方も
最近の若い人はあまりその知識がない。
まずもって手紙を書く事がないようだ。
 
そこで生徒に聞いてみた。
「最近、手紙を書いた人いますか?」
 
皆、小首をかしげて周りの様子を伺っている。
 
「では、ラブレターを書いた人は?」
「じゃあ~もらった人は?」と
畳み掛けるように聞いてみた。
 
 
もちろん、「はい!」と手を挙げる人がいないことは
十分承知の上で聞いてみたのだが
案の定誰からも返事はなかった。
 
「では、みなさんはどうやって相手に気持ちを伝えるの?」
 
私の目の前にいた女子生徒に聞いたところ~
 
「メールです・・・
 
 
そう。最近は「恋文」などと言うのは
死語になっている。
 
 
何度も書き損じながら一文字一文字
思いを込めて丁寧に書いていく。
時には涙が落ちて文字がにじむこともある。
気持ちの高ぶりで文字が震えることもある。
 
落ち葉を封筒に忍ばせたり
お気に入りの香水を便箋にそっとつけてみたり・・。
 
便箋を封筒に入れ封をし切手を貼って
郵便ポストに入れに行く。
 
書き始めて投函するまでのこの時間が
とても貴重なものだった。
 
また、見慣れた文字で書かれた封筒を
郵便受けに見つけたときの嬉しさ。
封を切る時の心のときめき・・。
 
今の人たちにはこれが一切ないのだ。
 
「情緒」のかけらもない
携帯メール。
 
手紙はなかなか捨てられないが
メールは指一本で簡単に消去
 
何だか寂しいよね~。
 
 
そんな話を生徒にしていたら
中には大きく頷く生徒もいたが
 
「小学生の時から携帯持ってましたからそれが普通なんです
 
時代が違う~の一言で幕を閉じられてしまった。
 
 
 
 
 
 
(私が若い頃ギターを弾いて夫に歌って聴かせたこの歌。ゆるゆるママのテーマソングです
 
 
 
明日は三ヶ月に一度のバンド練習&録音。
楽しい二日間になりますように~~
 
 
 
 
みなさま、素敵な週末をお過ごしくださいね