ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

「定命」とは諦めることではないと信じて



おはようございます。

こちらは雨。

昨日の抜けるような秋空はいったい・・。






昨日は月曜日の振替授業。

一コマ目の授業が終わったときメールが・・。

友人からでした。

「お元気?長い間お会いしていませんがお変わりなし?」

「こちらこそご無沙汰。いつもの場所で如何?」

「OKですよ。一時?」

「話が早い!では一時に♪」

で彼女と会うことに。


仕事帰りの道すがらにある「ロイヤルホスト」が
我々の「いつもの場所」。

ランチを済ませて二~三時間話し込んでも
嫌な顔ひとつせず
お水を継ぎ足してくれます(笑)


久々に会った彼女は
相変わらず元気オーラを発光しているかと思いきや・・

開口一番妹さんが亡くなったことを話し始めました。

さまざまな事情があって病弱な妹さんを引き取り
愛情を持って数年間お世話していました。

外見とさっぱりした話し方からは想像できない
彼女の本当の姿です。


会えばパワー溢れる彼女から
元気をおすそ分けしてもらっていましたが
実は私もそんな彼女を
心底理解してあげられなかったし
ちょっとしたすれ違いから
少し距離をおいて付き合っていたこともありました。


今は誤解も溶け
二十数年来の友としてお互いの子供や孫
仕事の話題で話はつきません。


そしてもう一つ彼女の心を暗くしている話をし始めました。

彼女の六十代半ばの
年はそう変わらないけれど母のように慕う知人に
大腸がんが見つかり
余命いくばくもないことが分かったそうです。



「日頃から食事には最大の注意を払っていたのになぜ。」

「神様、私が何か悪いことでもしたのでしょうか。」

「全てを受け入れるため今日医師に余命を聞いてきます。」


そんなメールが友人の携帯に入ってきているそうです。


久々に私に連絡をとってきたことを考えると
滅多なことでは弱音をはかない彼女も
一人では背負いきれなかったのかもしれません。



その知人を来月、思い出深い阿蘇の地に
自分の車で連れて行ってあげようかと思っているの
と言っていました。


最後のドライブになるであろう阿蘇行き。

思い出に残る素晴らしいドライブになることを念じて
握手をして別れました。


彼女の手は温かでした。









暗い話題なので書くことをためらいましたが
自分への戒めを込めてここに残して置こうと思い
ファン限定で記事にしました。