ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

山鹿温泉の旅 (続編)


さて、昨日からの続きです。


一泊して美味しいお食事をいただいて
温泉で体中の老廃物を吐き出す旅。

滋養強壮の目的を果たしました。


福岡に戻る朝。

夫は歩行が辛いので私一人で山鹿の街を散策してきました。

せっかくここまで来たので有名な国指定重要文化財
「八千代座」まで行ってみることに。


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ホテルから大きな道に出て信号を右に曲がるとこの景色。

朝早かったこともありますが
街は静まり返って人っ子一人通っていません。



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かつてここにはたくさんの人の往来があったと思われます。

その中で江上家がこの宿場町を支えた功績が記されていました。


油屋さんの店先にも灯篭まつりの看板が。
で・・油屋さんってなに?

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狭い道を先に進むとグッと視界が広がって
どっしり大きな建物が見えてきました。

ここが八千代座?

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近寄ってよく見てみるとそこは「さくら湯」という共同浴場でした。

玄関前で何やら話し声が聞こえてきます。

山鹿にやってきた観光客に聞き取り調査をしている方でした。

私も一応取聞き取りを~



信号を渡ってさらに先へと坂道を登っていきます。

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何ということでしょう~♪

まるで「三丁目の夕日」を彷彿とさせる建物が見えてきたじゃありませんか♪

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元は銀行だったそうですが
今は山鹿灯篭民芸館に変身していました。

さらにその先のこの牌には
かつて山鹿がいかに栄えていたか・・が彫られています。

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明治四十一年八月六日に電話が開始されたようです。


トトロが雨宿りしそうな建物ですが
これはどうやら休憩所のようです。

中央に鎮座まします緑の公衆電話が時代を感じますね。

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20分ほど歩いて目的の八千代座に到着。

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あいにく来たのが早すぎて中を見ることはできませんでした。

あと、30分待ったら見学できたのですが
もうそろそろホテルに戻らなければなりません。

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準備をしていた若い男性にそれとなくほんのちょっとだけ中を~
とはとても言い出せないうぶなゆるゆるでした

十月には坂東玉三郎もやってくるようです。


帰りも同じ道で。

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道に迷って出発時間に間に合わなかったら大変!と焦る
ここでも、小心者のゆるゆるです。


こちらが先ほど裏側を見てきた「さくら湯」。

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いかがですか。これが共同浴場ですって。

堂々とした佇まい。

まるでちょっとした高級旅館の風情ですね。

来た道の反対側の歩道を歩いていると
また違った景色が見えます。


ホコリをかぶって色あせたフランス人形と造花のひまわり。

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昭和ですね~。

ふさこさん、お元気かしら♪



江戸時代の香りプンプンの古い町並みに
イラリア国旗が妙にマッチしています。

これが星条旗だったら・・ウ~~ム・・。

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行き帰りにここまでで出会った人は
同じグループだった、かの新郎のご両親
調査員の女性とその相手をしていた女性
そして宅配業者さんだけでした。


清流荘の看板が見えてきました。

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右の狭い道を入ると清流荘が見えてきます。

行きは右手の方を、帰りは左の歩道を通って戻ってきました。

そこで感じる、この違和感、と言いますか
残念さとでもいいましょうか・・。

今までの街並みが綺麗に見えたのは構造物としての
統一された建物と言うだけではありません。

日本は全国どこでも
この電線が景観を損ねているようですね。ザンネン・・。

さらにこちらの建物。

かなり大きな産婦人科病院だったようです。

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きっと皆さんもこれを見て同じことを思ったのではないでしょうか?

正直、ちょっと不気味でした・・・。

夜、この横の道を一人では通れません。



朝から歩き回ったこの街全体はまるで映画のセットのようで
日常生活からちょっと離れ、現実感のない世界に迷い込んだ
そんな錯覚を抱かせてもらいました。

大変面白いところでした。



ホテルに戻るとバスが迎えに来ていました。

それに乗り込んで次に向かうは、柳川。

ここも初めての地です。

近場ほど案外観光に行かないものですね。


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ここでランチですが、さっき朝食を頂いて出てきたばかり。

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さすがに3分の1を夫に食べてもらいました。

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このうなぎ定食、空きっ腹だったら
どんなに美味しかったことでしょう。


帰り道、こちらの建物の前を通りました。

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<予告>

11月はここに行きます。

御花

ここからは大正浪漫の香りを感じます。

乞うご期待!


長々とお付き合いいただきありがとうございました♪