ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

スチュワーデス物語 Part5 上京そして訓練開始

(昨日の空)

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(月が昇り始め)

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(リビングから見る月)

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(今朝の空 )

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合格してからの数ヶ月は夢の中にいるようだった。

自宅待機中、英語の教材が送られてきて

月に数度のオリエンテーションや英語のコーチングが行われた。



開かずの引越し荷物の中から資料を発見!
色あせた「コーチングの日時」や「入寮案内のお知らせ」が入っていた。
年が明けて2月14日に福岡空港内のJAL事務所で説明が行われたようだ。

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そしていよいいよ10月。

家族や友人達に見送られ

福岡空港(当時の板付空港)から

夢の実現に向けて東京へ飛び立った。


(母お手製の服を着て・・・お隣の坊やは私とは何のかかわりもありません)

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入社式には当時の日本航空社長、朝田さんが来られた。

目の前にいるこの人があの有名な・・・と感慨ひとしお。

左前方の壇上から真っ直ぐ我々に向かってお話をされた。

その時の会場の映像は今でも鮮明におぼえている。




まずは千葉県土気の訓練センターに

約20倍の倍率を潜り抜け合格した訓練生が

大型バスで送り込まれた。

(後列左が私)

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ここで(私の記憶に間違いがなければ)一週間の合宿が始まった。

朝のラジオ体操、そして、ランニング。

これは嫌だったな~社会人になったらもうないと思っていたのに

会社の企業理念、概要の説明、などなど。

今まで集団生活などしたこともなく

どちらかと言えば単独行動の好きな私は少々戸惑ったが

希望に満ち溢れていて、これからの自分の変化が楽しみで仕方なかった。




さて、私のような地方から出てきた人は優先的に寮に入られる。

私は大田区西嶺町にあったスチュワーデス訓練生用の西嶺寮に入った。

池上線の御嶽山駅から徒歩10分。

鉄筋コンクリート3階建。二人部屋。部屋代月額7500円。




数年前、ここを夫と訪ねてみたら、既に売却され

跡地にはマンションが建っていて

私の青春も一緒に消えてしまったかのような寂しさを覚えた。



この寮は当時大流行したテレビドラマ「アテンション・プリーズ」

ロケでも使われていた。

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私も、このドラマを毎週楽しみに観ていたので

あの寮に入られると思うとワクワクし入寮が待ち遠しかった。


しかし、実際入ってみたら

ドラマでは随分広い部屋として描かれていたようで

思い描いていたほど豪華なものではなかった。


私より数ヶ月前に入社していた相部屋の先輩、Hさんはとても親切で

公私共に色々と面倒を見てくれた。



そしてここから、半年間の地獄の訓練が始まった。



来週につづく・・・。