夏樹静子とプレゼント
おはようございます。
こちらは濃霧です。
全く先が見えません。
(今朝の空)
今日は真夏の様な暑さが予想されています。
昨日、あるところに行ってきました。
電車に乗って、線路脇に猫を見つけて
川を渡って
三年間通学した駅に降り立って
(隣に新しい駅舎が既に建ち、この建物は壊される運命だそうです)
寂れた商店街の入口を見て
夏樹静子さんの講演を聴きに行ってきました。
演題が
「裁判とミステリー」というもので
裁判員制度から見えてくる今昔の違いや
賛否両論あった「素人の司法に関する無知からくる冤罪」や
日本の今までの裁判がいかに小説に書きにくいものであったか~などなど
被害者に支払われる補償額は年間5億7000万円に対し
加害者には100億円以上が国から出ているそうでその矛盾を突いていました。
昭和3年から18年までの15年間
日本にも陪審員制度があったが戦争の激化などでその後は
廃止されたそうです。
しかし、その間の被告の無罪率が16.7%。
その前後の無罪率は1~4%しかない。
今の裁判員制度にもそれが反映されるのではないか。
色々な例をあげて
人間が人間を裁くことの難しさを何どもおっしゃってました。
と同時に無作為に選ばれた裁判員がきちんとその任務を果たしている。
日本人の真面目さや教育程度の高さを挙げていました。
また、アメリカ映画「12人の怒れる男たち」を例に挙げ
堅苦しい用語の羅列や書類だけの日本の裁判と違い
一般人が入ることで誰にでも分かりやすい言葉が交わされるので
小説にも映画にもしやすい・・・とのことでした。
内容は大変面白かったのですが少々間延びしたお話の仕方だったのと
時間がオーバーし始め聴衆がざわつき出したのが残念でした。
お話が終わり一番に並んで本を買ってきました。
「先生、握手をしていただいても宜しいですか?」
と言ったら微笑んで両手でしてくれました。
優しい笑顔と白くて柔らかな手。
こんな彼女からミステリー小説が生まれている事に
違和感を感じた程でした。
友人たちと遅い食事の後
家に戻ってきたら~~
子供たちから「母の日」のプレゼントが届いていました。
みんな~ありがとう
さあ、連休明けで少々疲れた生徒たちと~
戦ってきます♪