ティコティコの空

ヤフーブログから引っ越してきました。日常を綴るだけのブログです。

映画~神様のカルテ~♪



こんばんは。

夕空が広がり始めました。



現在の空


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今日は友達の麗子さんと映画を観てきました。


日本映画を映画館で観たのはいつ以来だろう・・。


いつも思うことだけど
どうして日本映画は画像が鮮明じゃないのかしら。

全体がくすんでいて
色彩もイマイチ。

コダック富士フィルムの違い???

それから物語のテンポがもう少し早かったら
良かったのですが~これも日本映画の特徴かな~。

まあ~それはさて置き・・・。


(少々あらすじに触れています・・・これから観る方はスルーしてくださいね。(笑))


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若い医師の目を通して
日本の医療と勤務医の今置かれている現状や
外からはなかなか伺い知ることのできない医局がらみの問題
また、医師として患者とどう対峙し
いかに死と向き合うか・・を問う作品でした。

個人的な感情を持ち込みすぎてもいけないし
かといって機械的であってもならない。

その狭間で揺れ動く主人公の微妙な心の動きを
上手く引き出していたように思います。


希望を胸に熾烈な受験をくぐり抜けて
やっと手に入れた医師の資格。

その高邁な理想や理念も
激務の中で徐々に薄れていく事も多いようです。

昼食も満足に摂れずオニギリにかぶりつく主人公。

疲れはてて床やソファーに倒れ込んだまま動くこともできない。


そのような中、出会った患者から命を委ねられ
身を粉にしての献身的な対応に
感謝の言葉を捧げられるときの喜びが
次のステップへの原動力になるのでしょう。


劇中に夏目漱石ニーチェの言葉が
主人公を取り囲む人々の口から述べられていましたが
メモしていなかったので忘れてしまいした

ただひとつ・・・主人公が
「指の間から命がこぼれ落ちていく」
と言うような表現していた場面がありましたが
全ての命をすくい上げることは
どんなに医療が発達しても名医であってもありえないことです。


しかし、加賀まりこ演ずる患者が自分のカルテを見たとき
手書きで書かれたその文字の多さに目を見張り
主人公への信頼感が生まれ
この医師に全てを委ねて付いていこうと決心する場面は
医療従事者への強烈なメッセージになったのではないでしょうか。


最近の医療の現場を垣間見るに付け
時として「神様」~と患者から呼ばれるほどの職業に対し自信と誇りを
そしてそう呼ばれるに相応しい人格を
さらに愛と優しさを持ちあわせた医師であって欲しいものです。











追記


昨夜、山の端から昇る十六夜の月を撮りました。


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真っ黒な山肌が月光に照らし出されていました。

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